イイネ!イイネ!イイネ!

ケン（横山剣）、ドブオ（伊原剛志）、トニー（中野英雄）の3人は、 横浜・本牧で育った幼馴染同士。幼い頃に将来はミュージシャンになると言っていたケンはクレイジーケンバンドを率いるミュージシャンに、トニーは彼らを支えるマネージャーに、そして高倉健になりたいと言っていたドブオは横浜の闇の秩序を守るヤクザになっていた。歩む道は違えど、今でも「イイネ!」を合言葉に3人の友情は続いていた。長年の夢だった横浜スタジアムでのコンサートが決まり、ケンが喜びをかみしめながら夜の横浜を歩いていたところ、彼のそばを怪しげな中国人たちが走り抜けていく。不審に思い後を追っていくと、若い女性が車に押し込められようとしていた。彼らを叩きのめして女性を助けたケンは、彼女に一目惚れ。久しぶりの恋、母の病、組の内部抗争と、ケン、トニー、ドブオの3人はそれぞれ人生の分岐点に立たされる。