ニック・ナック

BGMのボビー・マクファーリンが良い味。この偉大な作品には２つのバージョンがあって、ひとつはマイアミの女の子と人魚の胸がボールみたいに大きいオリジナルと、平らになった2003年版。このバカみたいなオッパイが、雪だるまのかわいいおバカ加減をうまく演出していたように思えるのですが。2003年版では冒頭で「トイ・ストーリー以前の作品」的な紹介があるためか子供向けの短編アニメのように思われがちで、そうやって見る(見せる)となんとも陳腐なプロットなのですが、そうではないと思うんですね。実は雪だるまは女の子に恋をしたわけではなく、オッパイに釘付けだっただけなのです。同じ顔の女の子なら、あんなに努力して会おうとしたビキニのマイアミ・ガールよりも、ヒトデを貼っただけの人魚が目の前にいた方が最高なわけです。そこへあのオチですから、ギャグとしては大成功。