じんじん 其の二

神奈川県秦野市で居候をしている大道芸人の立石銀三郎（大地康雄）は、ふとしたことから一人の若者・山下哲生（福士誠治）の世話を焼くことになる。哲生は自らの進む道に迷い悩みながら、銀三郎や周囲の人たちの温もりに触れ、次第に心を開き、林業のアルバイトに就く。仕事の傍ら、同僚らの環境保護の活動にも興味を抱き、生きる目標を見出すが、突然みんなの前から姿を消してしまう。再び秦野を訪れた哲生は、銀三郎に悩みを打ち明ける。もがき苦しむ哲生だったが、銀三郎の励ましと一冊の手作り絵本によって、一歩を踏み出す。