アモーレの鐘

1981
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基本情報

アモーレの鐘
1981
90分
信州、美ヶ原。松本龍一は、遠くアモーレの鐘が鳴り響く高原にたたずみ、初めて愛した年上の女性、厳本陵子のことを思い出していた。初めて出会った日から、龍一は都会的で美しい陵子のとりことなってしまった。龍一は、弁慶と呼ばれる土産物のオルゴールを作っている男に、彼女について目を輝かせて語る。陵子は行方不明になった弟を探しにこの美ヶ原に来たのだ。ここは弟の好きだった所で、彼が大切にしていた、弁慶の作ったオルゴールを彼女は龍一に見せた。龍一は「弟さんはきっと生きている」としか言えなかった。陵子の中には悲しみが満ちているようだった。その晩、二人は白樺林をあてもなくさまよい、いつしか固く抱き合った。そして、陵子は「私を忘れないで」という言葉を残して姿を消してしまった。傷心の龍一をなぐさめたのは、弁慶の温かい言葉と眼差しだった。慶子を忘れられないまま一年が過ぎた。陵子の面影を求めて、龍一は美術館のミロのビーナスの前にたたずんでいた。その彼の前に、一人の男が現われ、永久に陵子が去ったことを告げた。信じられない龍一の耳に、陵子の囁きが聞こえる。「私を忘れないで」。龍一はもう悲しんでいなかった。大人への階段を一つ登った龍一を包むように、アモーレの鐘が響き渡っていた。

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