裸足の季節
Mustang
2015 · ドラマ · フランス, ドイツ, トルコ, カタール
97分
©2015 CG CINEMA - VISTAMAR Filmproduktion - UHLANDFILM- Bam Film - KINOLOGY



イスタンブールから1000km離れた黒海沿岸の小さな村。10年前に両親を亡くした美しい5人姉妹、長女ソナイ(イライダ・アクドアン)、次女セルマ(トゥーバ・スングルオウル)、三女エジェ(エリット・イシジャン)、四女ヌル(ドア・ドゥウシル)、そして末っ子の13歳のラーレ(ギュネシ・シェンソイ)が、祖母(ニハル・コルダシュ)と叔父エロル(アイベルク・ペキジャン)のもとで暮らしている。ラーレの大好きなディレッキ先生がイスタンブールの学校へと異動になった日、姉妹たちは下校の途中、海で無邪気に男子生徒の肩にまたがり、騎馬戦をして遊んだ。帰宅すると、隣人から告げ口された祖母が怒りの形相で「男たちの首に下半身をこすりつけるなんて!」と、ソナイから順番に折檻していく。この日以来、姉妹たちは外出を禁じられ、派手な洋服やアクセサリー、化粧品、携帯電話、パソコンも没収される。文字通り“カゴの鳥”となった彼女たちは花嫁修業を命じられる。
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セイクク
3.5
トルコ出身の女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェインの長編デビュー作品です。 ほんわか映画かと思いきや社会派作品でした〜 (о´∀`о) 最初は姉妹がキャッキャしている場面が長く、正直「これは…辛い…」と思ってしまいました〜 (*´Д`*) しかし序盤からドキュメンタリーじゃないの⁈と思わせる素晴らしい演技力を「存在のない子供たち」と遜色ないレベルで見せつけ、そしてサッカー観戦後は急激に深みを増していきます。 外部からの影響を受けている若い感性を持った姉妹と昔からの風習に縛られたイスラム社会との対比に言葉を失います。 女性は処女であるべきで自由恋愛も許されないイスラム社会の「女性の性」に真っ向から向き合った作品でした。 末っ子ラーレ役のギュネシ・シェンソイの可愛さを全面に出した作品かと思っていましたが、姉妹みんな美人なので少し驚きましたね…(^_^;) 日本も少し前の世代にはお見合いや家同士の結婚もあったので、同じような境遇の方もいたと思うと胸が締め付けられます。
about movie
4.0
非常に面白い。当然これはある田舎の一部の現実。でもこんな事実も多くあるのだろう。 面白いのは、逃げる二人に対して、行かせてやれと言った人がいること。当然おかしいと思う人がいる。でもまるで出荷のような姉たちを見てきて、五女は幻滅したはず。 私的にあれは肯定的なエンドには見えない。家に引き戻されるその後は目に見えている。だから三女の取った逃げ道は唯一であり、納得がいってしまうのが怖い。
tanmen429
3.0
それぞれの姉妹のたどる展開はおもしろかったけど、邦画的な静かでセリフが少ない感じのあれで、あまり個人的に好みではないやつだった(^-^;
GOICHI
4.5
「女の子満載、フェミニズムも満開。」 邦題がダサい大賞2016。てかこの邦題で松田聖子の曲を思い出してしまう人は30代。 究極のフェミニズム映画。未だにこんな規律があるトコがあるのか、ってぐらい女性のあらゆる性に纏わるコトが規制されている。あらゆる性を想起させるモノを禁止させられるが、禁止させられるが故にコッソリと性に営もうとするのが却ってエロスを感じる。抑圧された反動故か。 5姉妹それぞれ特徴があり、最初こそ覚えられないが、段々と見分けがついてくる演出力。しかも5人全員が可愛い。全員が可愛いってのは貴重だよ。そして5人全員が銀幕デビューで演技初体験なのも良い。初体験とは思えない程演技上手いし。三女のエジェはショッキングなイベントが待っているが、それも含めて三女が1番お気に入りだ。 光を多用したフィルム的な美しい映像と音楽、それが最大限に発揮される、田舎から街へと切り替わる印象的なラストは一見の価値あり。傑作。 ----------ここからネタバレ--------- 3女は見知らぬ男とカーセックスした後日、急に自殺してしまう。自殺した理由があまり描写されなくて唐突感満載だった。抑圧された限界が来たのかぐらいの理由しか浮かばないよ。自分が見落としてるだけかな。 エロルが夜中こそこそエジェやドアの部屋に行ってる描写があったが、そういうコトなんだろうか。それが自殺の原因かとも思ったが、ドアは死んでないしなあ。
Margaret
5.0
ネタバレがあります!!
あっちゃん
4.0
両親を事故で失くして以来、祖母と叔父たちと暮らす5人姉妹を鮮やかに描くトルコ映画。古くからの慣習に従い、嫁ぎ先を勝手に決められていくが、少女たちは負けない。
nao
4.0
5人姉妹の自由への憧れと渇望を描く青春ドラマ 最初は何故こんな気持ちが悪い映画を作ったのかと疑問に思っていました? だけど、監督がトルコ人女性、そしてイスラム教の厳しい戒律などを知ったら何故この映画を作ったかが分かってきました。 映画の舞台であるトルコは比較的イスラムの戒律が緩いそうなのですが、何故かこの映画の家族は、女性は家庭に尽くすために生きるのだという守株的な価値観を押し付けています。 昔はそれでよかったのかもしれない だけど、今の時代こんな女性の自由を奪うようなことは、認めてはならない価値観だと思う その守株的な考えこそが男尊女卑に一番つながっているもの そして、その男尊女卑を謳う人たちはまだ多くいる その大きな壁に風穴を開けようとした映画なのかなと僕は思いました。 そう考えるとこの作品は最強のフェミニズム映画なのかもしれません! そして、ここからはあくまでも僕の意見なのですが フェミニズムに限らず男らしい、女らしいなど、〜らしさと託けて何かを強要するということはあってはならないし、それは人の自由を制限するものだと思う 古い考えが全て悪いというわけでは無いけど、時代の流れによって考え方や見方を変えることは大切、それが少しでも出来れば、社会は少し変わると思います。 長くなってしまってごめんなさい? でもここまで語れる位、見方によっては深い映画なので、気になったら是非見てみて下さい^_^
はにゃー
4.0
※ネタバレを含みます。 「女は女らしく」「女はこうでなくてはならない」「結婚するまで処女でいろ」「男に尽くせ」 世界はもっと美しいはずなのに、なぜこんなに不自由なのだろう? 彼女たちは抑圧されている。五人の女性たちはいわばわたしたちを体現している。長女ソナイ。彼女が処女であるかどうか本当のところは分からない。ただ血が出なかった。当然純潔を疑われた。処女検査で「世界中の男と寝た」と嘘をついたのは、そうでない自分がばからしかったのだ。処女、それがどうした?それにこだわる大人たちが、心底アホらしい。次女セルマ。天性の愛くるしさで、愛する男に愛され自然まま愛を実現した。彼女のようならば、思う女性も多いだろう。三女エジェ。多くを語らない彼女はきっと誰よりも賢かった。この抑圧された環境で唯一手に入れられる自由、死を選んだ。四女ヌル。初潮が来て否応なしに結婚させられる。わたしたちの価値は男の子どもの産むことにしかないのか?とさえ思わせる。 そして四人の姉をずっと見ていた五女ラーレ。わたしたちもラーレの視線を通して四人の運命を見、自分のことのようだった。わたしがすべきことは何か?ここから、逃げることだ。逃げなくてはいけない。ラーレはたくさんの女の魂とともに、イスタンブールへ逃げることができた。わたしは最後の夜明けのシーンまで、彼女が捕まると思っていた。それだけ私も、何かに縛られ監獄されているのかもしれない。私たちはもっと無邪気に自由で、男の求める女である必要なんてないのに。私たちは自然のままでこんなに美しいのに。 ラーレをイスタンブールまで導くのに、男性も関わってくるところさえ、良かった。それが良かった。私たちは男のせいで不自由なわけではなく、誰が悪いのではなく。 少女たちが(わたしたちが)どうかいつまでもみずみずしい心を忘れませんように。 忘れてたとしても、これからも少女の姿を見て、自分自身の心をただすことができますように。 どうか愛と自由がありますように。
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