レビュー
レビュー
    star3.5
    開巻後しばらくは、演出が韓国映画特有のコミカルさに振れていて(説明が難しいですが、あるじゃないですか、ほら)、あーちょっと苦手かも、って思ってたら、中盤からシリアスな雰囲気に鮮やかにギアチェンジ。観客はいつしか主役の弁護士と共に歩き始めています。観客の心の掴み方が手堅い。あくまでも主役の弁護士の物語として、最初の軽めのテイストは必要な手続きというか。 ステレオタイプな(あるいは安心運転の)人物描写に、終盤までは予想通りのことしか起こらないけれど、テンポは終始いいし、ソン・ガンホの熱演もあって、なかなか観せます。終盤はさらにひと捻りあり、意外な着地点。まあ、事実に基づく話だそうですし。 日本でこういったテイストの映画ってなかなか出てこないですよね。少なくともエンタメとの両立は難しそう。(勿論全ての韓国映画が優れてるとは思いませんし、国の歴史も大きく影響してるでしょうけど)、広い裾野や層の厚さがあるから、こういうバランスの秀でた映画も出てきやすいのかも。 あとは、カメラがいいですよ。特に薄暗さの表現が素晴らしいと思いました。
    60
    ストーリーが難しかった位で他は文句なしです! 前半戦は人情物語がメインでこの先どうなるのかといったゆっくりと時間が流れるが、後半戦はF1バリのスピードで駆け抜けていくので、最後の最後まで目が離せないとはまさにこのこと。 特に法廷での掛け合いは日本でも有名なドラマを凌駕してくる熱のこもり方とテンポの良さ! ソン・ガンホさんの血走った目は必見ですね! 嫌味な役の警察官は観てて本当にムカつく位のハマり役だった。 誰かを守るために自分の全てを掛けて戦う男の勇姿は今は反対されても必ず誰かの心に届いていることは間違いない。 見てくれの正義なんかではなく本心からの正義を観て!
    40
    今後の人生で民主主義という言葉に直面する度にこの映画を思い出すのだと思う。ソン・ガンホの出演作で1番好きだ。この映画が大好きだ。(だからこそオ・ダルスは許せないのだ。)
    30