あばれ丁半

あばれ丁半
1970
88分
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(2人)
島木弥三郎はひろくその名を轟かす、博奕打ちで、朝倉の主催する奉納賭博の胴にすわることになった。朝倉のシマを奪おうと企む赤沢一家は老いた博奕打ちの鬼頭をたてて、一騎打ちさせた。鬼頭は赤沢にたのまれたイカサマを使わず、完敗、自害した。これを聞いた弥三郎はこの渡世の非情さをなげき、旅に出た。朝倉の実子、庄太郎と由紀江の婚礼の夜、朝倉が赤沢の刺客占部に刺殺され、鬼頭の娘勢津も女郎として売りとばされた。この悲報を聞いて弥三郎は急拠まいもどったが、庄太郎のだらしなさから、朝倉の縄張りは減っていた。一方、かつて朝倉の客分で、関西の博奕打ち駒吉は勢津を見惚めた。弥三郎と駒吉は、妙に馬が合った。駒吉は病におかされた勢津の薬代をかせぐため、赤沢の賭場に出かけるが、イカサマの報酬に左目をつぶされた。後日、再び奉納賭博が開かれ、胴にすわった弥三郎は赤沢側の宿敵氷室を打ち破った。最後の手段に出た赤沢は庄太郎を刺殺。覚悟をきめた弥三郎と駒吉は赤沢一家に血の雨を降らすのだった。

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