魔術師(1958)
Ansiktet
1958 · コメ ディ/ドラマ · スウェーデン
101分


1946年、ストックホルムを目指す一台の馬車があった。ドクター・フォーグラー(マックス・フォン・シドー)が率いる魔術師の一座である。馭者シムソンを始めとして、馬車にはフォーグラーのほか、その妻で男装の助手マンダ(イングリッド・チューリン)中世の魔女を想わせるフォーグラーの祖母、途中で拾われた道楽者の俳優スペーゲル(ベント・エケロート)らが乗っていた。やがて首都の入口に到着した一行は検問委員会の調べを受けることになった。人生に退屈しきっている領事エガーマン(E・ヨセフソン)は格好の気晴らしとばかり調査は綿密を極めた。
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ざべす
3.5
あらすじ紹介文に「愉快なエンタテイメント」とあり、ベルイマンでエンタメってどういうこと?? と首を傾げたが、なるほど愉快なエンタメだった。 いつものようにストーリーも難解ではなく、誰が見ても理解できるものだった。 でもやはりセリフに刺さるものがある。 一座の芸やミステリアスな人間性が、魔術〈神秘〉から奇術〈トリック〉へ変遷していく映画なのかと思いきや、ラストの “なぜか長く揺れるランプ”などグレーで留めておくベルイマンらしさにも微笑んでしまった。
しじらみ
4.0
ベルイマンってこんなんだったっけ。なんか軟派なカメラワークにクロースアップ。クロースアップは『叫びとささやき』よりは効果的かなぁ。なんか凡庸だなぁ。などと、思いながら呆っと眺めていると、ラスト15分からの画面左からぬっと手がフレームインして始まる一連の流れが本当に素晴らしすぎて鼻血出た。パッとカットが切り替わって総体を映し出すリズム感も最高。一度部屋を出ようとして出られないというエクスキューズに階段を降りるという要素を加えることで、後の落下の動線を引いておく抜かりなさ。鏡の魔力に気を取らせながらいつの間にか自室が牢獄に移り変わってしまったかのような錯覚。しつこく絡んでくる腕。ここだけなら100点満点。 あと、相も変わらず照明は素晴らしい。黒が本当に黒々としている。
akubi
4.0
賎しいものには唾を吐く。そんなにんげんの卑しさが幻想的な靄のなかへととけてゆく。 妄信することの恐怖と驚異と安寧、そして悦び。ワインは媚薬。お酒は自白剤。目と目を合わせれば、それだけで魔術発動じゃん。幻惑に満ちているこの世界。鏡にうつるいくつものあなた。幾つものわたし。殴られて血が滲んでも、あなたの嫉妬がうれしい。真実なんて探さなくていい。だから少し、黙って。今という神秘を楽しもうぜ。ってかんじ。チャンチャン。ラストカットが最高。
3.2.1.0
2.5
ネタバレがあります!!
nachu_XCX
3.5
3.6 去り際がダサいのが人間らしくていいね。 伏線っていう表現は違うけど 演劇の流れの礎石のようなものが散りばめられていて観ていてクスッとなったり、なるほどとなったり。 そんな昔の作品に見えないのはなんでだろう。。。 小難しい技術何もなく、ここまで魅せるのが「名作」ってことなんだなーと思います。
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