映画 聲の形
聲の形
2016 · ア ニメーション/ドラマ/ファミリー/ラブロマンス · 日本
129分



退屈を何よりも嫌うガキ大将の小学生・石田将也は、転校してきた西宮硝子に無邪気に好奇心を抱く。彼女が来たことで退屈から解放されるが、硝子とのある出来事をきっかけに周囲から孤立してしまう。それから五年が経ち、二人はそれぞれ別の場所で高校生になっていた。あの出来事から殻に閉じこもっていた将也は、硝子の元を訪れる。
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キャスト/スタッフ
レビュー
550+挿入曲情報

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My Generation

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西山コタツ
5.0
「覆水を盆に返す」 ぼくが物語の根本に求めているのはこれだった。もう取り戻せない失敗や幾度と繰り返した挫折を、捨て身な努力と寛容性によって互いを許し合っていく、こんな世界を望んでいた、と心から共感できる映画だった。 「好意」と「悪意」と「敵意」に判別のつかない幼少期はとくに、誤ったコミュニケーションによって多くの被害者や加害者を生む。誤解を恐れずにいえば、いじめは環境が作り出すもので、明確に善悪が分かれるものではない。どちらの立場にせよ、社会からひとたび弾かれてしまえば、そこから這い上がることが許されないのが現状で、そんな救いのない世界に「それでいいのか」と物申す姿勢が本作にはある。 人間の性質は変えられないかもしれないが、自らの愚かさを改善することはできるし、それを受け入れて許すこともできる。対話は万能でないかもしれないが、こんな物語があってもよいではないか。 そして観客それぞれが「あなたが生きることで救われる数多くのことがある」ことを実感できたのなら、それほど幸せなことはない。
にしにし
3.5
原作未読です。 とても繊細に描きこまれたドラマ。 予告編で得た印象よりもずっと恋愛色は薄く感じました。聴覚障がいについても、あくまでもテーマを表現するための道具立てのひとつですね(そうすることで、より大きな普遍性を獲得しているあたり、この物語は偉い)。 ちゃんと生きることって、どういうことなのか。誰かと関わることの意味。生きていくうえでのほんとうの強さ。普段何気なく通り過ぎていることを、改めて観客に問いかけてきます。 ちょっと期待し過ぎたかなぁ。でもいい映画でしたよ。心に残るものも、予想以上に重い。感情表現はリアルに感じられたし(かなり生っぽい感情がいくつも描かれ、アニメの絵とのギャップがさらにそれを際立たせる)、笑いどころもあったし(永束君のコメディリリーフとしての万能さは異常)、終盤はずっとジワ泣きしっぱなし。身につまされることが多すぎ。 あと、小学校の先生にかなり責任があると思うんだけど、それには特にフォローはなくて、敢えてなんだろうけど気になりました。 アニメーションの官能性は「君の名は。」に引けを取らず、京都アニメーションの面目躍如です。山田監督は「たまこラブストーリー」で浅い被写界深度の過剰さが印象的でしたが、今回はある程度自制をきかせてて、全体的に上品な画造りになってます。もう少しキャラ(特にヒロイン)の萌え絵度合いが低いほうが、もっと観客に 門戸が広がると思うのだけど。
コウキマン
3.0
2019.3.6.022 原作読んでからの映画。いじめて、いじめられてハブられて、自分の行いを死ぬほど後悔して、いじめてたコに謝るために会いに行く。いじめてたコ、しょうこちゃんは聴覚障害をもっていて、とにかくいいコ!こんなにいいコいる?ってほどいいコすぎて切なくなる。映画でもちゃんと表現されてたけど、原作ではもっと登場人物みんなそれぞれに病んでたり十字架背負ったりしてて、その葛藤なんかが見られてよかった。
雅哉
3.0
この悲劇の元凶は聾者の娘を聾学校ではなく、普通小学校に入れた母親にあるのではないかという気がして仕方がなかった。子供は残酷だからね、そりゃイジメも起きるだろう(勿論それを肯定しているのではない。リスクが高いと言っている)。普通学校に入れる事が本当に子供のためになるのか、それとも単なる親のエゴイズムなのか、よくよく考える必要がある。「善意」を信じても、所詮子供だしね。硝子が最初から聾学校に行っていれば彼女も、将也もあんなに苦しむことはなかった。 「感動ポルノ」という言葉がある。障害者は【健常者が感動するための道具】として見世物扱いされてるということである。24時間テレビがその典型例であり、1998年にTBSで放送されたドラマ「聖者の行進」にも僕は激しい違和感を覚えた。知的障害者=聖者として扱われていたからだ。それって正しい態度?彼らだってオナラもするし、乙武洋匡みたいに不倫だってするだろう。美化したり腫れもののように扱うのではなく、あくまで我々と対等な立場として接するのが、本来あるべき姿なのではないだろうか? 「聲の形」は決して悪い作品でなないが、やはり「聖者の行進」に似た、モヤモヤした気持ちが残る。硝子がね、いい子過ぎるんだ。まるで天使だ。でもそれでは物語のバランスが取れないので、しわ寄せが妹・結弦(ゆずる)に来てしまい、ものすごく屈性したキャラクターになってい る。観ていて痛々しかった。
SGK03
3.5
心が辛い映画でした。いじめっ子、いじめられっ子、傍観者、大人達…ギャングエイジにありがちな日常なんだけど、こうして赤裸々に描写されると、見るのが辛いです。ヒロインの優しさに救われました。
ゆみりん~*
4.0
小学生の頃よくあるよねって言う感じのイジメ問題から主人公を始め登場人物達が高校生になるまでのお話でした。 まず色々気になる点が…。 手話シーンの意味が分かりにくい部分もあった。(翻訳、注釈とかなかったので、たいした事ないとこかもしれないけど気になった。) 西宮硝子をイジメてたのを怒る担任教師。あの教師やる気あんのか?って感じがした。それがきっかけでみんなバラバラになってしまった。今あんな先生いたらPTAから吊るし上げられるんだろうな。もう少し上手い方法あったんじゃないかなと思う。 石田将也落下事件の顛末が分かりずらい。 何階から落ちたのか、どうなったのか、全く分からなかった。もう一度見なければ理解出来ないような感じ。島田と広瀬が助けたらしいが映画では分からずネットで調べてしまった。 硝子の妹はいじめられてるのか虐待逆されてるのか最初分からなかった。 石田将也の家族関係も分かりずらかった。母親が若く描かれ過ぎ?小さい女の子(まりあちゃん)はハーフかなあと思ってたら当たったけど将也とは叔父姪、従姉妹どっちなの? と、1回見ただけでは分かりずらく色々疑問も残ったから原作を見てみたいと思った。 あと植野さんと硝子のお母さんが叩き合いのケンカしてるとこツッコミたかった。ちょっと子供っぽいとこあるのかあのお母さん。自分の子供守るのに必死なのかな。 全体的にはすごく良かったと思う。知ってる風景も出てきたりして馴染みやすかった。そして気づけば涙が転ぼれるようなシーンも多々あり。 植野さん、女子グループのリーダー的存在で硝子をイジメてたメンバーの一人だけど1番本音をぶつけてた子だったなぁ。それってある意味すごいことやと思う。 石田将也と同じ高校に行ったメガネの川井さんとその友達の軽そうな男の子、真柴くん。最後まで怪しんでてゴメンなさい。真柴くん、普通にいい人だったね。そして高校で将也と出会って親友になった長束くんもほんとにいい子だった。 地上波録画視聴
刺繍屋
5.0
ネタバレがあります!!
鈴城明日香
5.0
いじめっ子といじめられっ子、それに加えあまり理解されづらい耳が聴こえないという障害を題材にした物語。 彼ら1人1人にそれぞれ別の考えがあり、ときには逃げたいこともあるけれど全力でぶつかりあって成長していくその行程が素晴らしかったです。 現代社会においてもいじめについての問題は山ほどあるけど、少しずつでもお互いのことを想い歩み寄ることができたら良いね、それが1番大切なことだね、と改めて気付かされた良い映画でした。 ここからネタバレ含みます。↓ 彼のことを想いいつもの橋の所で苦しげに泣く西宮さんと、病室からはっと目覚めフラフラになりながらも走る石田くんの、偶然再会するあの場面はたまらなかったです。 ごめんなさいと謝りあいっこして、きちんと目と目を合わせてお話をして、ふふっと笑って、気持ちが通じ合うような名シーン。思わず涙が出ました。 そして、最初の廊下を歩きながら耳を塞ぐシーンが、最後の学祭の時には耳から手を離すシーンに繋がっていて、この対比の演出すごく良かったです。
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