敵中突破せよ!

Hold Back The Night
1956
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冬の朝鮮戦線。米第七海兵隊の側面守備隊を指揮するマッケンジー大尉(ジョン・ペイン)は、一瓶のスコッチ・ウィスキーを、宝物のように大切にしている。これは妻のアン(モナ・フリーマン)が贈ったもので、一生に一度、まさかのときに栓を抜く約束だった。隊長のシンボルは部隊のシンボルでもあり、ウィスキーが無事な間はと部下達は信じていた。マッケンジーの部隊は、強力な中共軍侵入のため後退する海兵隊主力を側面から援護、戦いながらの後退は共産軍の執拗な攻撃で生存者僅か33名。マッケンジーは貴重なウィスキーで部隊の士気を高めようと考えたが、酒好きのスミス二等兵さえ、瓶を抜く気はしなかった。「戦線をたて直した時飲もう」とマッケンジーは約束、最後のバズーカ砲弾で敵戦車破壊に進撃する兵士。マッケンジ自ら見事戦車を仕止めたが負傷し、エクランド軍曹(チャック・コナーズ)が代って指揮をとることになる。しかし残った兵士はほんの僅か、戦線の冬は益々厳しい。そこに救援のへリコプターが到着、マッケンジーは病院へ運ばれ、増援部隊も来た。救援隊のトラック上、ウィスキーの栓を抜こうとしたエクランドはベニイの叫びで瓶を袋に納め、隊長の回復を祈った。

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