でっかい札束

The Big Bankroll
1961
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信仰の篤いユダヤ人の息子、ロスティン(デイヴィッド・ジャンセン)は幼時から賭博が好きで、よくバトラー(ダン・オハリヒイ)という巡査に捕まえられたりした。成長したロスティンは相棒のバーク(ミッキー・ルーニー)と組んで競馬のノミ屋、株券偽造などを始めたが、暗黒街の保護の必要を感じたボスのオブライエン(ジャック・カーソン)を訪ねた。初めは、このチンピラと一蹴されたが、頭の良さを買われてオブライエンの手下ケリーと共同で賭博場を経営することになった。ここで彼はケリーをだまし店の単独経営権を握り花々しく暗黒街に名を売り出した。持ち前の押しの強さでブロードウェイのコーラスガールのグリーンと結婚したロスティンはニューヨークのアキダクト競馬場に現れ、本命の馬が不調だという情報を聞くや秘かに自分の持ち馬を出走させ一挙に85万ドル儲けた。が、賭けに熱中する彼に妻は退屈を感ずるばかり。――ケリーを追い出したロスティンは親分のオブライエンの指図により悪徳警官バトラーを共同経営者にしたが、旧友のバークが新聞記者にバトラーの悪徳ぶりをぶちまけたバトラーは殺し屋にバークを射殺させた。ところが、ロスティンは、その殺し屋に真相を暴露させ、バトラーを死刑台に送った。1人で甘い汁を吸うロスティンにオブライエンの怒りは爆破、手を切ると宣告し殺すと死を予告したロスティンは多額の生命保険をかけたりして死を逃れようとしたが、1928年11月4日、誘われた賭博の席で射殺された。ロスティンの手から落ちたカードは賭博王の最後を飾るかのようにスペードのロイヤル・ストレート・フラッシュができていた。

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