レビュー
レビュー
    star3.5
    釜山鈍りなだけですでに高評価。
    10
    韓国版「仁義なき戦い」、もしくは「アウトレイジ」といったところであろうが、やはり日本のヤクザとは全く違う。 まず、「兄弟分」というところの定義が、日本のそれ、すなわち同じ親分に仕えていた、もしくは共闘を張ったというところに限定されていない。何とも解りにくいが、出身地とか「同族」というのも、それに匹敵するくらいの関係らしい。 チェ・ミンシク扮する主人公は、ハ・ジョンウ扮する武闘派、いわゆるガチのヤクザではなく、経済ヤクザ的な地位を「同族」であるという立場から得てゆくのであるのが、世間からはヤクザとみなされている。 この二人の仁義、裏切りなどを時系列的に追ってゆくのであるが、主人公の、何とも美学のかけらもない狡賢さというか、狡からさが全編に描かれ、もはや嫌になるくらいである。しかし、その意味で言えば、極まった「なりきり」であることも確かで、結果的にハ・ジョンウのカッコ良さを浮き彫りにするあたり、もの凄い演技であると言えると思う。 それにしても、「オールド・ボーイ」や「悪魔を見た」などと同様に、チェ・ミンシクの様々なキャラに作り上げる凄さには脱帽する。ソン・ガンホなどと共に、韓国のデ・ニーロ的な存在なのではないだろうか。
    10
    チェ・ミンシク主演の映画だけど、ボスで義理堅い筋の1本通ったハ・ジョンウと一番弟子のキム・ソンギュンの存在が本当渋くて良かった。 また陰険で頭の切れるボムソク検事もこの映画に大きく貢献している。
    10