レビュー
レビュー
    star3.5
    同年に公開された[プライベート・ライアン]に比べて印象が薄い本作ですが、美しい映像と印象的なモノローグが[戦争の不条理]を語る哲学的な戦争映画。 感情に訴える演出は控えめで淡々としてます。ほとんどBGMが無いので、戦闘シーンでは激しく体感するようなリアルさが伝わってきます。 物語の舞台は1942年ソロモン諸島[ガダルカナル島の戦い]を描きます。 (この戦闘を境に日本軍は敗戦傾向に転じたとの事)米軍にとっては逆転の転機となった戦局なんですね。 タイトル[シン・レッド・ライン(細く赤い線)]は[限界線][少数精鋭部隊]の意味。 珍妙ジャポン描写が少し気になりますが、楽園のようなジャングルで繰り広げられる死闘が[戦争の虚しさ]を強調する名作なのでした。 長いキャリアの割に発表作品が極めて少ない巨匠テレンス・マリック監督のプレミア感もあります。希少価値高いです。
    150
    きれいな自然の光の中と、戦争している人間との対比がすごい。主役級キャストがゾロゾロ出てきて豪華絢爛。それがなかったら同じ服やし誰が誰か判らない。臨場感溢れる戦闘シーンはすごいけど、敵が日本人の戦争映画は複雑な気持ちになる。やたらナレーションが入るけど、あまり響かない。女の人のキレイな映像もオチがあれだとねえ。
    10
    監督の戦争における死生観が余すところなく語られている。弊害として起伏がなく、冗長に感じざるをえない点があげられる。とはいえ日本人も人間として描かれており、良くも悪くもステレオタイプにはまらないT.マリックらしい作品。あとガダルカナルである必要性が、全く感じられないのが残念。どこが舞台でも成立してしまうかな。
    00