十七才のこの胸に

十七才のこの胸に
1964
89分
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鹿児島、開聞岳のふところで育った、旧家南郷家の一人息子、時彦と農家の娘、本田喜代子は大の仲よしだ。とはいうものの喜代子の母しづにとっては主筋に当る南郷家。さすがの喜代子も、両親のいる前では時彦を“坊っちゃん”と呼ぶ。そんな二人だが、学校では、常に成績の一、二を争う秀才。また喜代子の親友高木由美子は、胸の患いで池田湖畔の結核療養所に入院していた。ある日由美子を見舞った喜代子は「若い楽しい恋人二人をボートに乗せて湖の上に浮べてみたい」という由美子の願いを聞き、時彦を誘って早速、由美子のために夢の実現にとりかかった。お芝居とは知りながら、小さなボートの上で、二人の若い心は静かにふれ合った。しかし、そんなようすを、カメラ・マニアのクラスメート純子がフィルムにおさめていた。一方、ボートをおりた二人は夕立にあい、びしょぬれになって近くのバンガローにとびこみ、濡れた洋服をかわかした。フォト・ストーリー作りに夢中の純子はこの情景もフィルムにおさめた。が、数日後、得意になってバラまいた純子の写真が強喝常習犯宇佐美の手にわたってしまった。宇佐美は、その写真をネタに早速学校に乗りこんだ。担任の教師有川の機転で写真は取返したものの、学校は大混乱。遂に二人は不良学生として停学処分になった。喜代子は、東京に居る伯母をめあてに上京。時彦も、いたたまれずその後を追った。伯母の家を訪れた喜代子は“キズモノ”とののしられ、その足で東京の町にとび出し、サンドイッチマン、民謡酒場の歌手と職を転々とした。一方時彦もそんな喜代子を追ってラーメン屋に住込んだ。ある日喜代子は客のやくざにからまれホテルに連れこまれた。しかし必死の思いでかけつけた時彦と喜代子のいたいけな姿に胸をうたれたやくざは、そのまま帰っていった。二人の間に新しい愛情が芽ばえた。「好きだから別れることができる、それが僕たち十七歳の勇気なんだ」時彦は再び故郷鹿児島へ。喜代子は、東京でたくましく生き抜く決意を固めた。

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