aftersun/アフターサン
Aftersun
2022 · ドラマ · イギリス, アメリカ
102分
© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022


思春期真っただ中、11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす若き父・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびた リゾート地にやってきた。輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間をともにする。 20年後、カラムと同じ年齢になったソフィ(セリア・ロールソン・ホール)は、ローファイな映像のなかに大好きだった父の、当 時 は知らなかった一面を見出してゆく……。
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Memory Opening

Lucky You

Macarena

Ocean>Rave

Tai Chi

Tai Chi

hanako
3.5
★アカデミー賞主演男優賞ノミネート(ポール・メスカル)★2023/5/27 @ヒューマントラストシネマ有楽町 11歳のソフィが、離れて暮らす父親と過ごす夏の休暇の数日間。 舞台はトルコのひなびたリゾートホテルで、兄と間違われるほど若い父は休暇中に31歳の誕生日を迎え、旅行中はハンディカメラをお互いに向けて和気あいあいと穏やかな時間が流れる。 時は流れ、当時の父の歳に追い付いて31歳の誕生日を迎えたソフィが、その時のビデオを見返すというお話。 ◆ 繊細でエモーショナル。 『っえ!これで終わり?!』なラストで、何とも言えない余韻に強制的に突き落とされる感覚。 “アフターサン”とは、日焼けした肌を落ち着かせるローションのようなもの。 劇中で何度かお互いの身体に日焼け止めを塗るシーンが出てくるのだけど、11歳という年齢設定が絶妙。父親に日焼け止め塗ってもらうのに抵抗感が芽生える直前の年齢じゃないかな(おそらく翌年は拒否されると思う。笑) リゾートホテルに家族で来てる他の子ほどお子ちゃまでもないし、子供だけで来てるティーネイジャーに比べるとガキで、どちらにも属せない“狭間”。 同様に、同い年くらいの子供がいる親世代から比べると若く、若者に混じって遊ぶほど若くもない父もまた“狭間”。この世界に親子2人だけ、みたいな感覚。 ◆ ◆ ◆ ◆【ネタバレ含む】 ◆ ◆ ◆ ◆ とにかくずっと不穏なんです、父が…! 穏やかで優しくて、娘を楽しませようとしているのだけど、ふとした瞬間に『ん?』という危うさがあり、普通ではないこと段々気付く。 部屋に置いてある本からも、メンタルに問題あるのかな?と…(ソフィもちょっと父のおかしさに気づいてるんだけど、永遠を感じるような楽しい時間が壊れないように気付かないふりをしてますね)。 ◆ 明確な答えは全く提示されない“好きに解釈してね”系映画なのだけど、父の少ない言葉から察するに、愛のない家庭に育って、若い頃考えもなく子供が出来てしまって、父親としてのプレッシャーに潰されて、望んだ人生が送れず、耐えられず、常に死にたい衝動があったのかな…と。 だからソフィからの『11歳の頃、どんな31歳になると思ってた?』の質問は痛すぎる質問で、可愛いサプライズのバースデーソングでトドメだったのかな。(おそらく、この休暇の後に父は自殺したんじゃないかと思う。身の丈に合わない高いトルコ絨毯の買い物は、ソフィに託す遺品)。 自分の何気ない言葉が、父を追い詰めたのかもしれない、そんなことに気付いてしまったら?ビデオを見終えた大人のソフィの悲痛な表情も頷けますよね。 ◆ 無垢なソフィにとっては父との楽しい思い出だった。それが、時が経ってアフターサンが必要な、ちょっと火傷のような思い出になってしまったんだろうね。
亮一
5.0
自分の中で余韻映画No.1です。ソフィ役の女の子が出来上がった作品を観て号泣し監督にこんな悲しい映画とは思わなかったと嘆いたそうです。父親役の哀しい気持ちが痛いほどわかりました。まさしく別れた娘が11歳の時 夏休み2人で東北旅行した思い出が毎年夏になると思い出します。内容悲しいことは違えど自分とリンクし、観たあと思い出しては号泣😭です。
たっちゃん-半変人のお調子者-
5.0
バカンスを楽しむ娘と、その裏で次第に見え始める父の闇。 彼に何があったのか、この後何があったのかわからない。 ただこの親子の関係が、このバカンスで終わってしまった事は確かである事は明確に伝わってくる。 別れが来ると知らず、2人の時間を楽しむ娘の姿に胸が締め付けられる。 本編中に辛い場面があるわけじゃない。映っているのは父娘のバカンスの様子なのに、仄めかし と余韻だけでめちゃくちゃ辛い… 映画評価基準 この映画が好きか 9 没入感 9 脚本 9 演出 10 映像 10 キャスト 10 音楽 9 余韻 10 おすすめ度 8 何度も観たくなるか 9 計93点
さちゃちゃりーぬ
2.0
自分の理解力が無さ過ぎるため、ポカンとしてる間に終わってしまった感じ。 分かりやすい表現じゃなかったり、観た人に受け取り方は委ねます!みたいな作品は苦手。 父と娘の楽しいはずのバカンス。なのに、所々で何だか不穏な空気が。そこで、何かが起こるのを期待してしまった。不穏な空気の正体はこれでーす!父はこんな気持ちでいまーす!みたいな、分かりやすい展開を望んで、あれ?何もおきない…何もハッキリと分からない…と思ってる間に終わった。 合間にチカチカするシーンが何度も入るのだけど、意味分からんし、チカチカ嫌だし(笑) 他にも、「このシーンなんでこんなに長いの?」とその意味をくみ取る事ができないせっかちなので、10秒送りなどしながら見てしまった。じっくり見ていられなかった。 苦手な部類の映画でした。 2024.7.15
cocoa
4.0
原題の「aftersun」は「日焼け跡に塗るローション」などの意味。 作中でパパと娘が日焼けした肌にローションを塗り合う姿が印象的。 スコットランド、エディンバラに暮らす11歳のソフィ。 離れて暮らす父親のカラム(ポール・メスカル)と2人でトルコのリゾート地で休暇を過ごす。 思春期に入りたてのソフィ、何かを抱えているようなカルム。 そんな昔のビデオを見返すソフィはその時のパパと同じ31歳になったばかり。 今、改めて思う当時のパパの気持ち。 そんなストーリーです。 この作品、とても余白が多く、観る者に委ねる描き方ですがとにかく余韻が大きい。 トルコで過ごしたあの休暇で確かにパパはソフィを愛してくれた。 裕福ではないが目一杯にソフィを楽しませようとするパパ。 でも時に不穏なシーンが多くなり、海に潜っても浮き上がらないのでは、とか。 夜の海に入って戻らないのでは、など。 ベランダの高い柵に立つ姿、裸で泣き出す背中を映すシーンもたまらなかった。 11歳のソフィに「11歳の時にどんな大人になると思った?」と聞かれ、答えられないパパ。 彼自身が子ども時代から恵まれない暮らしだったのがわかる。 その後もソフィのママと離婚して辛い人生だったのか、詳しくはわからないが想像できた。 トルコのリゾート地ではプールやスキューバダイビングやビリヤード、ゲーム、様々な事でソフィを楽しませてくれた。 でも時に、ステージで一緒にカラオケができなかったり。 バスツアー先でパパの誕生日を祝う歌を周りの人も一緒に歌ってくれる、そんなシーンでさえ本人は辛そうになる。 極めつけは最後のホテルでのダンスシーン。 デヴィッド・ボウイとクィーンのコラボ曲「Under Pressure♪」のシーンが観ていてたまらなくなった。 ソフィを抱き締めながらあの曲の歌詞がリンクして… 「もう一度だけ愛にチャンスを♪」 「これが僕たちのラストダンス♪」 悲しくも一番心に残ったシーンでした。 パパはその後まもなく命を絶ったと思う。 だから31歳になったソフィの表情は物悲しく見えるけど、あの日々の青空は忘れないと思うし、パパが無理して買ってくれたトルコ絨毯を今も大切にしているのだろう。 この作品、何とも言えなくてすぐにリピートしました。 あの時の言葉が見返せば今はわかる。 女性監督のシャーロット・ウェルズ氏の長編デビュー作で自伝的エピソードを映画にしたとのこと。 それはまた悲しい気持ちにもなるけど、愛されたと言うのは確かな記憶。 カラム役のポール・メスカルの繊細な演技が良い。 ソフィ役のフランキー・コリンの演技も素晴らしく、完成した映画を観て「なんでこんなに悲しい作品を作ったの?」と言ったらしい。 何とも言えない余韻をずっと残してくれる、そんな作品でした。
naho
5.0
何度も何度も視聴したくなる映画。 幼い頃は親が見ているものを同じように見て、同じように感じてまるで一心同体のような存在だったのに、いつからか親から少しずつ遠くなってどこか俯瞰で見るようになる。 違う人間なんだとお互い知ってしまう。 そんな淋しさがとても沁みて気づけば涙が。 反抗期とも思春期とも違う、でも知っているあの年頃。 切り取り方がとても良くて、映り込む物にもセンスを感じた。
なでかた
5.0
穏やかな映画なのに、受け取れるものが雄大だなぁ、おい、大好きだぞ💕
かわうそ
3.5
この作品は見る人によって、意見が分かれるのでは無いでしょうか。 両親が離婚し、父親と離れて暮らす娘。 つかの間の休日で父親とバカンスを楽しみます。 あらいいお父さんね〜 で終わる見方もあれば、 もしかしてお父さん、ちょっと病んでる? と言いたくなるような 不穏な空気が流れるシーンもあります。 そしてこの映画はセクシャルマイノリティも扱っていると思います。 以下、少しネタバレ この映画は娘に対するセクシャリティを描いているのだと思います。 だからこそ、離れてくらさなくてはいけない。 同世代の男の子とのキスに発狂。 でも、良い父親である所を見せようと、なんてことは無い顔をする父親の顔。 そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて。 娘が好きすぎて。 嫌悪感からあのような不穏な空気が生まれたのだと思います。 そう思うと切なくも少し気持ちの悪い なんとも言えない… でも良い映画でした。
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