北穂高絶唱

北穂高絶唱
1968
93分
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川崎の工場で働く次郎は明るい女工の志乃を知り、恋をした。同じ職場の健吉も志乃に好意を持っていたか、親友同士の二人にはライバル意識はなく、お互いに、山男らしい友情で結ばれていた。一方、工場の経営者で次郎の遠縁にあたる大作は次郎に冷淡だった。次郎は社長の親類ということで、工場で地位のある職種を期待していたが、それも無駄だった。しかし、大作の妹のかずみは次郎の野性的な魅力に惹かれていた。ある日次郎と健吉は北穂高に登った。ザイルで結びあった二人が山頂を目前にした時、突然、健吉がスリップした。次郎は健吉の落下をくい止めるため反対側の斜面に身を躍らせたが、途中に突起する岩角にザイルが切断され、健吉は岩角に激突した。この遭難事故のショックで、次郎はすべての記憶を喪失してしまった。次郎の傷は治ったが、過去を失って無性格になった次郎は、かずみのロボット同然になってしまった。一方では、健吉の弟の哲は、次郎が自分を救うためにザイルを切断したと主張し、記憶喪失は裏切り行為を隠すためのお芝居だと言い張っていた。一年たっても次郎の記憶は甦らなかった。そんな次郎に志乃は変らぬ愛を抱いていたが、志乃の手紙はすべてかずみによって握りつぶされていたのだった。やがて次郎は哲の言葉から、山、健吉、遭難、志乃という言葉に、部分的に記憶を取り戻してきた。そしてそれが次郎を苦しませた。次郎は過去の事件の真相を究明すべく、哲とともに再び北穂高に登った。そして遭難現場に立ったそのとき、まばゆい光彩が雲間に走った。その荘厳な御来迎の一瞬、目に溢れるばかりの光芒の中で、次郎はありありと遭難した時の光景を思い出したのだった。だが、その動揺で足場を崩し、次郎は宙づりになった。かつての事故状況がそのまま再現されたのだ。そして哲は、やはり次郎がかつてそうしたように、反対側の斜面に身を躍らせて次郎の落下を食い止めた。哲は一切を理解した。兄を殺したのは次郎ではなかったと。

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