ラスト・ブレス

北海でガス・パイプラインの補修を行うため、潜水支援船タロス号がスコットランドのアバディーン港から出航する。ところが、3人の飽和潜水士、ベテランのダンカン（ウディ・ハレルソン）、プロ意識の強いデイヴ（シム・リウ）、若手のクリス（フィン・コール）が水深91メートルの海底で作業を行っている最中、タロス号のコンピュータ・システムが異常をきたす。制御不能となったタロス号が荒波に流され、命綱が切れたクリスは深海に投げ出されてしまう。クリスの潜水服に装備された緊急ボンベの酸素は10分しかもたない。海底の潜水ベルに留まったダンカンとデイヴ、そしてタロス号の乗組員は時間と闘いながら、あらゆる手を尽くしてクリスの救助を試みる。