燃ゆる女の肖像
Portrait de la jeune fille en feu
2019 · ドラマ/ラブロマンス · フランス
121分
(C) Lilies Films.



18世紀、フランス。画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)はブルターニュのある貴婦人から、娘のエロイーズ(アデル・エネル)の見合いのための肖像画を描くよう依頼される。マリアンヌは結婚を拒むエロイーズに身の上を隠して彼女に近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を描きあげるが、真実を知ったエロイーズは絵の出来を否定。描き直すことを決めたマリアンヌに、モデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスを挟み見つめ合い、島を散策し、語り合ううちに、二人は恋に落ちていった。約束の5日後、あと一筆で肖像画が完成するところまでくるが、それは別れの時を意味するものだった……。
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Portrait.

La Jeune Fille en Feu (Bande originale du film)

The Four Seasons: Concerto No. 2 in G Minor, RV 315 "L'estate" (summer): III. Presto
隣の唐十郎
4.0
目が黒いな! 女流画家の目ヂカラはまるでブラックホール! ( ◉.◉ )吸い込まれそう! 描かれたく無いモデルをこっそり描くためにガン見します そして燃え上がるわけです(←ザックリ解説) 昔ウイスキーの宣伝で [恋は遠い日の花火では無い]なんて名コピーがあったけど、これはそんな映画 今も燃えてる心の炎❤️🔥 思い出したら一杯呑みたくなる…🥃 全く上手いキャッチコピーだ😌 …などと話をずらしてみる★
てる
3.5
レズビアン物のロマンス作品。 静かで美しい作品だった。 生々しさがなく、ただ単純に青春恋愛映画として見える。でも、二人の恋が実ることは許されない。男尊女卑のこの時代を鋭く切り取った、まるで、オペラのように儚く、美しく、可憐な恋愛模様。 この作品は男がほとんど出てこない。主な登場人物は、三人のうら若き乙女だ。母がいない短い期間で、堕胎を目の当たりにし、恋をし、失恋する。彼女たちはこの短い間で目まぐるしく成長を果たしたことだろう。 堕胎。これは女性の身でしか知り得ることの出来ない苦しみや悲しみだ。この目を覆いたくなるような光景を目の当たりにしたという経験は、彼女二人の心境に大きな影響を与えたのではないだろうか。 男と繋がることで、なり得るかもしれない苦悩。それを感じずにいられるのは、女性同士で繋がるということではないだろうか。それを無自覚のうちに忌避したからこその二人の恋愛だったように思えてならない。 ただ、最後に劇場で見せた彼女の涙はその疑似恋愛を越えた想いがあったように感じる。子を成してもなお、想い焦がれる相手がいる。しかしその想いはどんなことがあろうと叶うことはない。嫁ぎ、立場が変わり、責任を伴った彼女は、その立場どおり毅然とした態度であろうとしている。胸の中には想い人がいるが、目を向けることも戒め、必死で自分を押し殺し、震えながら涙を流した。その顔は痛々しいが、美しく、可憐であった。 BGMなんてほとんどなかったが、この最後の最後で胸を掻き立てるような音楽はズルい。こちらも涙を堪えてしまった。
YOU
4.5
セリーヌ・シアマが監督・脚本を務めた2019年公開のフランス映画。 18世紀のフランス・ブルターニュを舞台に、女性画家のマリアンヌと令嬢のエロイーズとの肖像画を通して急速に深まる2人の愛を、現在のマリアンヌが回想する形で語られます。男性優位な時代における女性の同性愛を真正面から描いた作品ですが、ジェンダーレス的なメッセージはほとんど感じさせず、「画家とモデル」という構造とそこから移り変わっていく二者の関係性にこそフォーカスが当てられています。愛し合う関係になってからもその語り口は非常に乾いており、「限られた特別な時間」という終わりの見えている儚さとその尊さ、時代や身分的にも2人は決して許されない関係にあるという社会の圧力などが感じ取れます。そして本作で真に感動させられるのは何と言ってもあのラスト!二者の構造や関係性などを示す「視線の交差」という重要な要素、回想劇という物語構成、劇伴や色調が抑えられたドライな演出、会話の中で引用されたオルフェウスの物語とその結末、そして劇中に登場するあの絵画以上に象徴的に表されたまさに”燃ゆる女の肖像”と言うべきラストショットなどなどなど、これまで描かれてきた物語の全てを余す事なくかっさらう圧巻過ぎるラストでした。 劇場で観れて本当に良かったです。ラストシーンの力が凄過ぎて、気が付いたらエンドロールもとっくに終わってました。それは各国の賞を総なめするのも当然ですよね。凄まじい映画体験でした、是非。 絵上手い人って本当に尊敬する。僕は犬すらろくに描けません。
wishgiver
4.0
冒頭から引き込まれる圧巻の映像美。 18世紀フランス、女画家と令嬢の崇高で叶わない恋を描く。 凛とした画家マリアンヌと、つかみどころのない高貴なエロイーズ、2人の美しさと複雑な心の内を少ない台詞と繊細かつ大胆なカットで表現した手法は見事です。 ギリシャ神話のオルフェウスが振り返ったのは愛なのか、振り返らないのが愛なのか。 ラストのエロイーズの涙が印象的。 2021.1.1@TOHOシネマズなんば別館
あっちゃん
3.0
18世紀、フランス・ブルターニュの孤島で、結婚に踏み切れない貴族の娘と、彼女の肖像画を描く女性画家のひと時の恋を描く。 2019年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞。 主要キャストは女性4人だけで、BGMはラストシーンの1曲のみという斬新な構成。とても美しく繊細な作品と思うが、男の私には響かず。
隣の映画初心者
4.5
文学作品を映像化したらこういう風になるのだろうなぁと思ってならなかった素敵な作品ですね。棘がある登場人物の心の動きと、作画のシーン、そして印象的な歌、ザ・映画って感じで、全く異なるもののタルコフスキーのノスタルジアを思い出してしまいました。 私自身は男性であるため、登場人物達の気持ちに共感できるわけではなかったのですが、時代と環境における苦悩については感じ取ることができたと思います。 ヴィヴァルディの夏の三楽章は、四季の中では特に好きな部分なのですが、この気持ちの表し方は、とてもいいなと感じます。 なお、絵を描いていく様を、こんな風に表現した映画は、いろいろ美術系の映画作品を観てきましたが、あまりなかった記憶。自分は絵を描く人ではないのですが、とても新鮮に感じました。
Schindler's Memo
3.5
「燃える」ではなく「燃ゆる」というくらいだから、やはり文芸的な作品であろうし、「肖像画」という時代的なアートの意味付け、すなわちその人の内面までも醸し出すまでは画家も対象も納得しないという世界感も文芸的であると思う。 ハッとさせられるシーンも多い。ラスト近くで、屋敷の台所に「男」の人夫がチラッと出るのだが、その強烈な違和感・・・、冒頭の船シーン以降、今までの時間全てが女性だけだったのに改めて気づかされる。女性同士の恋愛というセンシティブな物語が、極めて自然に表出されていたことにここで気付く。巧さを感じてしまった。 そしてラストシーンである。ヴィヴァルディの「四季」の「夏」第3楽章であるが、突然のフルオーケストラに、そういえば映画音楽らしい音楽が無かったことに驚くと同時に、その数分間の驚異的長回し、台詞なし、役者一人・・・の圧巻で閉じられる。 正直、日ごろ性急なアクション映画を観なれてしまっているからか、少し退屈な映画ではあったが、いずれのシーンも非常に美しいことは確かで、2時間たっぷりとクラシカルな「動く絵画」を堪能したという感じの映画だと思う。
シゲ
4.0
・映像が美しい。ずっと観ていられるようだった ・言葉で説明し過ぎず、表情・演出で細やかに見せていくところが良かった。
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