ククリレイジュ-三星堆伝奇-

数千年前、地下深くに存在した巨大文明では、天灯という人工太陽が人々に光をもたらしていた。太古の昔、“仮面の王”シーアルガン（声：玄田哲章）が現れ、この地下世界に災いをなすとされるククリを封印し、天灯を灯して人々を暗闇から解放したという。救世主と崇められ、絶対的な存在となったシーアルガンに仕える天灯一族は、天灯を管理し、暗闇を照らすことを使命としている。一族の子供であるリィリン（三宅麻理恵）と兄のサウダ（小野大輔）は、徐々に少なくなっている天灯の燃料、レイジュを探していて、マサラ（榎木淳弥）と出会う。彼は、シーアルガンの怒りを買って天灯を消された村の出身だった。リィリンとサウダはマサラと行動を共にするうちに、今まで見たことのない世界の存在を知ってしまう。やがて、リィリンと地下世界の運命は大きく動き始める……。