ワイルドツアー
ワイルドツアー
2018 · ドラマ · 日本
67分
(C) Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]



山口県山口市にあるアートセンター。大学1 年生の中園うめは、“山口のDNA図鑑”というワークショップにファシリテーター( =進行役)として参加している。参加者は、これから自分たちが暮らす街の様々な場所を歩きまわり、どんな植物が生えているのかを調べていく。うめは、中学3年生のタケとシュンを連れ、“新しい種”を求めて近くの森を探索することになるが……。
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星ゆたか
3.0
2025.1.29 三宅唱監督作品は「ケイコ目を澄ませて」(22)「夜明けのすべて」(24)と見てきて。 出世作「君の鳥はうたえる」(18)も見たような気が?。 調べたら2020年の1月27日に、やはり見てました。 あの「万引き家族」がベストワンの年、第3位だった。 三宅唱監督の出世作。 90年に没した作家·佐藤泰志の函館ものという事で。 それなりの印象はあったが。 あまり感銘するほどではなかったようだ。 その三宅唱監督の同年(札幌出身の当時33歳)と。 「YCAM(ワイカム)」インターラボという植物からDNAを接種·解析する研究所共同のワークショップが映画の起点となっている。 中心となるのは大学一年女性の『ウメ』さんが。 中学三年の高校受験を間近にした『タケとシュン』の男の子二人と。 2月から3月にかけて共に行動する中で自然に芽生える。 特に男の子が年上女性を『人を好きになる感情』と向き合う青春劇になっている。 映画は主に冬から春に向けての時期が大半だが。 制作には8ヶ月ほどワークショップ形態によって掛けられているようだ。 山口県の山野や川などを、主に中学生の男女が廻る、半ばハイキングのような様子をドキュメント風に綴った68分ほどの短編だ。 その中で中学生の男の子二人は年上の女性にほのかな好意を抱き。 シユンが『高校生になったらウメさんに付き合って欲しい』と告白しようと思うとタケに打ち明け。 個室トイレの内外で彼らが語りあった後。 本当はタケもウメさんが好きだったので。 高校生になる前に、ウメさんに想いを書いた紙を二人だけの所で読んでもらい。 返事をその場で、聴く場面があり中々印象的✨。 ここなどは、言わばあの夏目漱石の名作「こころ」と同じシチュエーションである。 つまり親友と同じ1人の女性への愛の告白を、この後タケがやはり彼女が好きだったので。 “抜け駆け”で先にしてしまう展開になる。 あの名作(夏目漱石)小説では、その親友から告白された私(語りべ)が、やはり好きだった女性と先に結婚してしまう。 その結果、抜けがけされた親友はその事を表面的には喜んだが、でも内心では悩み自殺してしまう。 後年“抜け駆けした私”が親友の想いを知り、しかも親友だからこそ、自分は打ち明けられたのに。この時はその親友の気持ちより、自分の想いを優先してしまい。 『あげくの果ての成り行き』だ。 だから後年その罪の意識にさいなまれる男の話でした。 しかし本作ではその点については。 タケはあの場面でウメに。 『気持ちはありがとう✨でも私はこれから米国へ留学し同じ研究を続けるから、付き合えない』と返事をあの場ですでに(つまりフラレて)聞いていて。 後に高校生になったシュンがウメさんが米国留学した事を知る事になり。 “ノンキ”にラインメールをタケの表情と共に送ろう(タケはイイヨと去っていく)とする場面もある。 この辺は小説にはない現代的ドライ(ワイルド)な明るさで。 小説の重さはない。 更に付け加えるなら。 シュンにウメが米国留学したと教える大学生の男子は。 かつてウメから付き合い直したい(実はウメからこの男に付き合いを止めたいと先に言った関係だった)という人物で。 その時『再び個人的に付き合う気はない』とウメは断られている描写もあってという複合的構成で。 多分ウメは中学生二人の男の子も可愛いいけど恋愛対象としては、弟みたい(実際タケにそう話してる)で。 やはり1度断わったけど、改めて考え直したら。 大学生の彼の方が“好きだったみたい”と気ずいたのだ。 そしてその大学生の彼の方はというと。 やはり別の女の子の中学生の1人に憧れられ。 山の上で一息入れてる所で側に座られ“想い”をかけられる場面があるなんて😃(さりげなく.でも彼も“妹みたいと)。 そう言えばシュンだって。 彼の事ずっと好きだった同級生の女の子に。 告白され『俺には思っている人がいる』と話すと。 『じゃ告白した方がいいよ、後悔しないように』と。 “ドツカレる”場面もあったっけ。 つまり思う相手には思われず。 思わない相手に思われるという人生の。よくある断片を。 この一見研究ワークショップの言動ドキュメント風短編映画に、きちっと見せている所が中々面白いのだ。 監督は『人生の岐路に立って生きている彼らは自然の営みと同じ。その日常の発見の喜び(ワイルドツアー)を彼らと共に共有してほしい』と語っている。 また『この中高生の“繊細·素朴”や“大胆·傍若無人は。大人はガード出来るが。露骨に出てしまう。だからこそ、その自然体の様子を“ワイルド”と告げたい。』 『この映画は観客にとってはハッピーな気持ちで終われると思うが。登場人物にとっては過酷な日々の始まりで。だからこそ、“ようこそ世間へ”と彼らを応援したくなる気持ちになる』とも語っている。
Taul
4.0
『ワイルドツアー』鑑賞@シネ・ヌーヴォ。山口のYCAMインターラボと三宅唱監督が協働し中高生らと作った映画。旬の作家の切れ味と若さやiPhoneの新鮮な世界。観察、撮る、交わるそのものとそこに息吹く人への想いが眩しい。トークショーは時代を担う監督らしいお話ぶりでさらに期待高まる内容でした。
susumun
2.5
「ケイコ、目を澄ませて」、「夜明けのすべて」の三宅唱監督が、かつて撮った短編。 郷土の植生研究のワークショップで出会った女子大生と男子中学生(イケメン&そうでもない子)の数ヵ月の交流を描いています。 まあ、初々しいというか、可愛らしい映画ですかね。 しかし、15歳から19歳までの登場人物のなかにも、既に厳然たる恋愛ヒエラルキーがあるんですねえ・・・😓 しかも、その頂点が、さして格好よくもなく、人物的に傑出している感じでもない凡庸な奴というのが、なんとも・・・ まあ、演技経験のない中学生たちと、試行錯誤しながら作ったということで、習作ですね、これは。
Боччан
2.5
日本映画専門ch
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