左手でのピチカートや弓を弦の上で跳ねさせるスタッカートなどかつてない演奏方法でセンセーションを巻き起こしたヴァイオリン奏者ニコラ・パガニーニ(デイヴィッド・ギャレット)。そのあまりにも卓越した超絶技巧ゆえに、悪魔に魂を売り渡したのではないかと揶揄されることもあった。さらに彼の周辺には女性たちが群がり、酒やギャンブルに溺れるなど、スキャンダラスな面を持っていた。マネージャーを務め成功に導いたウルバーニや彼が生涯唯一愛情を注いだシャーロットを通し、パガニーニのドラマチックな生涯に迫る。