アンダーグラウンド
Underground
1995 · ドラマ/コメディ · ユーゴスラビア, フランス, ドイツ, ブルガリア, チェコ, ハンガリー
173分



1941年、セルビアは首都ベオグラード。ナチス・ドイツがユーゴ王国を侵略。策略家のマルコ(ミキ・マノイロヴィチ)は単純な電気工のブラッキー通称“クロ”(ラザル・リフトフスキー)を誘い、チトーの共産パルチザンに参加、ロビン・フッドまがいの活躍で義賊と評判になる。マルコは弟で動物園の飼育係だったイヴァン(スラヴコ・スティマッチ)やクロの妻ヴェラ(ミリャナ・カラノヴィチ)たち避難民を、自分の祖父の屋敷の地下室にかくまう。
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キャスト/スタッフ
レビュー
50+挿入曲情報

La Führer
コウキマン
3.0
2022.8.19.093 大戦時、セルビアのチトー率いる共産党に入党した策略家マルコのその友人クロの暗躍を描く。ユーゴスラビア事情についてほぼ無知であったため、かなり難しかった。 このあたりの歴史を一通り学んだあとにもう一回観たい。歴史を知ればおそらくかなり重く感じるはずだけど、それをコメディとして描いてることが高く評価できそうな気がする。アウシュヴィッツをコメディで描いた“”ライフ・イズ・ビューティフル”のような評価になるのではと期待。 完全版は5時間の超大作だそうなので、次はそちらを。
pakchi
4.5
こんなにも強く激しく醜く美しい映画がこの先現れるのだろうか。政治、宗教、国、グロテスクな部分を時にコミカルに、時に残虐に描きつつ深く深く突き刺してくる。 DVDも欲しいけれど、やっぱり映画館で観るべき作品。音楽がまた最高!
ひろ
5.0
エミール・クストリッツァ監督・脚本によって製作された1995年のフランス・ドイツ・ハンガリー合作映画 ・ カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品 ・ 1941年、ナチスに侵攻されたセルビア。パルチザンのマルコは地下室に弟のイヴァンや仲間のクロらをかくまい、武器を製造させることにする。英雄となったマルコは地下生活を続ける仲間たちには第二次世界大戦が続いていると思い込ませる一方、新政府の重要人物としてのし上がっていくが…。 ・ この映画を観ないでどうするんだ。何千本と観てきた映画の中でも、ずば抜けた輝きを放つ作品。現役の映画監督の中で最高峰の才能の持ち主であるエミール・クストリッツァが、母国でボスニア紛争が起きているさなかに、ユーゴスラビアの50年に渡る紛争の歴史を描いた最高傑作。 ・ 紛争により実家と父親を失った監督が、自分の国の現状を世界に伝えるために作った作品。前作の「アリゾナ・ドリーム」と比べると、作風が劇的に変化している。戦争を心から憎んでいる監督だからこそ、映画から伝わってくる反戦の気持ちが半端ではない。 ・ しかし、エミール・クストリッツァ監督は、ただ戦争への憎しみを描いて暗い映画にするようなことはしない。むしろ陽気でコミカルに戦争を描く。主要人物の3角関係を軸に、戦争が終わったことを知らない地下の人々を、皮肉とブラックユーモアたっぷりに映し出す。後半の過激な表現は、それまでとのギャップがあって唖然となる。それでもラストのシーンに込められた監督の想いに心を打たれた。 ・ 映画の冒頭から何度も使われ続けるジプシー・ブラス系統のブラスバンド演奏によるユーゴスラビア民族音楽は、一度聴いたら忘れられないインパクトがある。世界最速のブラスと言われる音楽は、暗い時代の人々でさえ陽気な気分にさせる力がある。この音楽はぜひ聴いてほしい。 ・ 政治的メッセージが強すぎると、物議を醸した作品であるがゆえに、日本でも1996年に上映されて以来、DVDも入手困難になっているという。VHSで観た時の衝撃が忘れられなくて、渋谷の映画館で上映されるとあって観に行った。10年ぶりぐらいに観た「アンダーグラウンド」に圧倒された。やはりこの作品は歴史に残る傑作だ。この作品は絶対観るべき作品なので、どうにかして観てもらいたい。
キャプテンアメリカ
5.0
震えた
アリちゃんパパ
3.5
第二次世界大戦前後における旧ユーゴスラビアでパルチザン活動をして地下に潜った人々を描いた大作です。 フェリーニを思わせる作家性の高い映画であり、長釈なのに作品世界にグイグイと引き込む力があります。しかし旧ユーゴスラビアの複雑な民族状況を知らない私にとっては十分な理解ができず、難しい作品でした。
てる
3.0
ブラックコメディってつくづく苦手なんだと感じた。 カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した作品。ベオグラードの激動の戦争時代を舞台にしている。 ここだけを切り取って聞くとどんなにシリアスでグロテスクな人間ドラマがあるのかと想像することだろう。まぁグロテスクといえばそうなのだが、戦争映画とは思えないような明るくて、賑やかな音楽が溢れる妙な作品であった。 前提として、第二次世界大戦やユーゴ内戦を多少なりとも知識がないとこの作品の本当の楽しさは伝わらないのかもしれない。 私はベオグラードという名前を知らなかった。調べるとセルビアの首都と出るが、そのセルビアがどの辺の国なのかもよくわからない。 全く知識がない私には、この作品は悪趣味な変な映画くらいにしか思わない。 歌って踊っての奇妙奇天烈な世界観で物語は進んでいく。 この妙な音楽がこの作品を明るく彩っているが、内容は過酷なのは感じ取った。 『不思議惑星キン・ザ・ザ』を思い出した。よくわからないテンション感で物語が進んでいく。その置いてけぼりにされているのがなんとなく似ている。 結局のところ、皆不運な死に方をした。 だが、最後に皆で歌って騒いでいるのが、何とも言えない気持ちにさせられた。色々辛いことがあったけど、歌って踊ろう、そんな明るいキレイ事だけでは済まないのはわかった上での演出なのだ。 彼らが遠く離れていくのも物悲しい。終わったことなんだと、今は明るい気持ちで忘れてしまおうというメッセージなのだ。 戦争って辛いことばかりだ。それを明るく描こうというのは、戦争を知らない人に少しでも興味を持ってほしいからなのだろうか。 知らない国の知らない戦争。そういうことっていくらでもある。でも、そこで嘆き悲しんだ人がいたことは事実だし、知らないからといって、蔑ろにしてはいけないのかなぁと思う。
RUN
4.0
思い出したくないけど忘れられたくない歴史を、賑やかにコミカルにファンタジックに表現された映像が強烈で、伝えたい思いを充分に感じさせられた映画。 2022.6 TV
あふろざむらい
5.0
ストーリーじたいはわかりやすいのだが、抽象的な意味がわからない。 なぜ猿がでてくるのか なぜ地下にいたのか 地下を車が走っていたのはなぜか なぜ映画を撮ったのか なぜクロを騙したのか なぜキリストのまわりを反時計回りに回ったのか、→時間を取り戻そうとしていたのか なぜキリストはさかさまだったのか 息子がカバンの中に札束が詰まっていたのはなぜか どうしていつも音楽が鳴っているのか ヘリコプターはどうして確認もせずにクロを襲撃したのか 息子は本当はどこにいったのか 胸にあてている紙はなにか なぜ武器を作っていたのか 自動扉をあければ出られるのにどうして出なかったのか マルコが出入りしているのにクロは怪しまなかったのか ヒロインの弟はどこに消えたのか 弟はなぜ教会で首をつったのか バルカン半島の歴史を知ってから観たほうがいいかもしれない
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