メビウスの悪女 赤い部屋
メビウスの悪女 赤い部屋
2020 · ホラー/サスペンス · 日本
61分
©2020『メビウスの悪女 赤い部屋』製作委員会



片親の貧しい家庭で育ち、事あるごとに明るく気立ての良い双子の姉・彩と比較されてきた楓。容姿は母親でも見分けがつかないほどだが、彩は医者の勇気と巡り会い、晴れて婚約する。幸せに満ちたふたりを前に、楓のコンプレックスはますますエスカレートしていく。そんななか楓は密かに勇気への恋心を募らせ、やがて彩から勇気を奪うための完璧な計画を実行。彩として振舞いながら、勇気との新婚生活を始めるのだが・・・。
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キャスト/スタッフ
レビュー
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挿入曲情報

Life
horahuki
3.0
医者と結婚した姉を妬んだ双子の妹が、姉を殺して成り代わろうとするそこそこエロいサイコサスペンス。江戸川乱歩の『双生児』の現代翻案。今年のホラー秘宝まつりは開催しないのかと思ってたので、とりあえず開催されて嬉しい! お姉ちゃんと違ってあんたは…とママにはいつも比べられ、食卓でも誰も自分の長所を答えてくれない。外見が同じだからこそ違いが浮き彫りになってしまう。何も持っていない自分と恋人も金も持っている姉を比べた末に、姉の地位に収まることで全てが手に入ると考えた妹は成り代わりを決意する。 原作では、別の罪で死刑囚となった男が「実はもうひとつ大きな罪を犯しているんだ…」と贖罪のための告白として、成り代わりについて語る一人称での後悔を滲ませた物語となっているのに対し、本作は武勇伝のように自分の行いを嬉々として語るタイトル通り正真正銘悪女な物語へと改変している。 自分の計画に現実が追いついてくるかのような背中を押す事象を持ってこれるのも男性から女性へと主人公の性別を変えたことによる結果だし、肝心の殺害場面で同じ服装にせず別々のものとしたのは改変に伴った意図をしっかりと意識してるのがわかる。 原作はドッペルゲンガー的というか、自分の写し身的というかあり得べき未来の可能性というか。自身の努力や行動では決して変えることのできない当時の社会システムにより有無を言わせずに決定づけられてしまう運命への悲観が根底にあって、生まれる順番さえ変わっていたら全てが変わっていたかもしれないという思いが刺さるんだけど、本作は本人の責任によるところが大きくて、その思いの違いなり距離の違いが殺害時の服装改変に繋がっているのがうまい。 何から何まで完コピしても流石になり切れないだろ…っていう当然湧いてくる疑問にもしっかりと回答を用意してるのも小説→映像への媒体の違いから来る許容範囲の違いへの製作陣の答えなのだろうし、割と面白かった。テレビの2時間サスペンス的な意味合いでだけど(笑)あと70分切ってるのも素晴らしい👍 この『赤い部屋』っていうのは今後も乱歩原作の映画化企画として続いていくようですね。今後もホラー秘宝でやるのかな。新耳とこのシリーズで毎年固定枠2つになっちゃうのはちょっと嫌かな〜。もっと多種多様なやつやって欲しい!
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