プラットフォーム
El hoyo
2019 · ホラー/SF/サスペンス · スペイン
94分
©BASQUE FILMS, MR MIYAGI FILMS, PLATAFORMA LA PELICULA AIE



ある日、目覚めたゴレン(イバン・マサゲ)は、部屋の真ん中に穴が開いた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の48階層にいた。そこでは、上の階層から順に食事が“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。食事は上からの残飯を摂るしかない。同じ階層にいた、この建物のベテランの老人トリマカシ(ゾリオン・エギレオール)から、1ヶ月ごとに階層が入れ替わる、何でも1つだけ建物内に持ち込める、食事が摂れるのはプラットフォームが自分の階層にある間だけというここでのルールを聞かされる。1ヶ月後、ゴレンが目を覚ますと、171階層でベッドに縛り付けられて、身動きが取れなくなっていた……。
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コウキマン
3.0
2022.6.19.070 ネタバレあり 【俺は上!お前は下だ!】 主人公が入れられた施設。それほど広くない部屋に洗面台とベッドのみがあり(トイレもあったかも)、一室に2人が配置されている。中央には大きな穴があり、定時になるとそこに大きなテーブルが降りてくる。テーブルには食べきれないほどの料理が乗っており、数分で下の階へと降りていく。当然、上の階の人間はたらふく食べることができ、下の階に残される料理は少数。月に一回フロア替えが行われるが、誰もが上階に行くことを願う。 “この世界”には人間は3種類しかいない。上の人間、下の人間、落ちる人間。 何のためにあるかわからないこの施設で繰り広げられる人間ドラマが興味深い。 主人公は教養ある人物で、「ひとつだけ物を持ち込める」と聞いて本を持ち込んだ珍しい男。できれば皆に食事が行き渡るように、などと考えていたが、自分が下層で空腹のときに果たしてさらに下層の人間を気遣えるのか?空腹の極限状態。食べられるものと言えば同室者のみ?テーブルに乗り自ら降りる者の目的は? 一風変わったサバイバルが面白かったです。 (余談)レビューに見出しをつけてみました。見出しのセリフは、ジョジョの奇妙な冒険5部“黄金の風”でポルナレフがディアボロに発した言葉。
ジュネ
3.0
直近で劇場公開された新作をレビュー、今回取り上げるのは『プラットフォーム』。スペイン発の一風変わったシチュエーション・スリラーです。 ------------------------------------------------------------ 古今東西、密室・棺桶・電話ボックス・車のトランク…様々なソリッド・シチュエーション・スリラーが作られてきました。『プラットフォーム』に登場するのはそのどれにも当てはまらない、シンプルな作りながら、どこか近未来を思わせるオブジェクトです。この全く新しい建物の構造や仕組みを考えただけで既に成功していると言ってよい1本でしょう。 ------------------------------------------------------------ 主人公が持ち込んだ「ドン・キホーテ」の本や333の数字など、哲学的・宗教的な問いを匂わせてはいるものの、ビル全体が示すのはあまりに分かりやすい「格差社会」です。最上階に位置する人間は贅沢なご馳走を食べられますが、どのフロアに誰が配置されるかは自分たちでコントロールできず、「見えざる者の支配」に過ぎません。加えてタチの悪いことに、建物に上りのリフトは存在しません。 ------------------------------------------------------------ 一度「下層民」となったら上に這い上がるきっかけは運に任せるのみ。恐ろしいことにこれが中産階級すら没落し、格差が広がるだけの現代そのものを映し出していて、私たちの暮らす社会に少々怖気がします。惜しむらくは設定を考えただけでゴールを迎えてしまったのか、終盤に向かうにつれて話がどんどん抽象的になり、上手く風呂敷を畳めていない点です。欲を言えばもう少し結論を具体的に見せてほしかったですね。
隣の唐十郎
4.0
人には3種類 上にいる者、下にいる者、落ちる者… (他にも上がろうとする者もいるけど) いくつもの階層に分かれた[プラットフォーム] 食事は降りてくる一つのテーブル分だけ。 分け合って食べれば全員分あるはずなのに、そんな共同意識は皆無。 誰もちゃんとしてません🤢 ホームレスの方がよっぽど良い生活をしてます。 下層民ほど[地獄]を味わう事になる!😱 最上階で、腕によりをかけて作られるゴージャスな料理は一瞬で食い散らかされて残飯の山になる恐るべき無意味! [繋げていくべき命]を見失ったら、人は獣と同じになる。 ポンジュノ監督の格差超特急[スノーピアサー]を彷彿させる世界の縮図!
きなこ猫
2.0
ダイエットをして痩せたと思っていい気になって食べて又太って…を繰り返している人でも、本作を見れば急激に食欲が失せて、ダイエットに成功するかもしれない。たぶん食欲中枢を刺激される人なんて居ないと思うね。もしも台座に乗せられて運ばれてくる食事が、毎日同じ食べ物だったとしたら、同じものを食べることで仲間意識が生まれ、全員がもっと助け合えたのではないだろうか。制作サイドの希望的観測だけで意図が伝わってこなかったオチは胸には全然刺さらなかったけど、あのモザイク処理だけは、ちと衝撃的だった。ここはハンニバル・レクターの製造工場か!つーの。😩
about movie
3.5
これは面白い。一方で教養を求める難解さ。 ダンテの神曲は肉欲(5層のセックス)→暴食→色々→→→同性愛(男二人で風呂)とか色んな地獄。主人公は、自ら下層に行き世を正す馬鹿なドン・キホーテのていなのだろう。(もしくは神曲で反逆から下層に落ちたルシファー?) 庶民の、なぜ億万長者は貧民を助けない?の疑問に、糞は上に垂れ流せない、という答えを見事映像化。 今の時代にまさかのダウン症演者のセリフ。貧富が人格へ与える影響が、人種や障害を超えるとか本当に思ってんのか?という尖ったメッセージ。 管理人が激怒するシーンをわざわざ入れたり、最下層で温度が変わらなかったあたり、0層にはパンナコッタが届いたのだろう。子供が入れない証言と照らすのが妥当。 少女が幻だったとしても、主人公は反逆を示し、満足感を持ってラスト。その意図が0層に伝わるかは別の話。ラストが呆気ない?いやいや。富裕層へ反逆して報われた革命家がどれほど歴史にいただろう。このへんもなんとも現実感がある。
どりんこ
4.0
CUBEよりシンプルな設定。ゆえに恐ろしい。 またしてもスペイン映画!o(゚∀゚≡゚∀゚)o キタコレ という感じです。 垂直に連なる階層。各階には囚人?が2人。 その階数、150以上..。 上の階層から食べ物が降りてきて、下の階層になるほど残らない。 食えるか、食えないか。食えなければ死ぬ。 究極的にシンプルなヒエラルキー。 そして月に1度階層が入れ替わる..。 観る側は圧倒的で一方的な設定を受け入れるしかなく、次第に感覚が麻痺してきて、宗教的な啓示を受けているような感覚に陥りました。 気付けばかなり前のめりで観てましたが.. 制作サイドは間違いなく変態ですね。 新たな境地の開拓、映画の奥深さを感じます。 NetFlix
眠る山猫屋
4.0
地獄の底に希望はあるのか? 真相はわからない歪な階層世界で、倫理を貫く事の難しさ。果てしない闇の底で足掻く。 アマプラにて。
Masatoshi
3.5
ネタバレがあります!!
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