かぞくのくに
かぞくのくに
2012 · ドラマ · 日本
100分



1970年代に帰国事業により北朝鮮へと渡った兄。日本との国交が樹立されていないため 、ずっと別れ別れになっていた兄。そんな兄・ソンホ(井浦新)が病気治療のために、監視役(ヤン・イクチュン)を同行させての3ヶ月間だけの日本帰国が許された。25年ぶりに帰ってきた兄と、日本生まれで自由に育ったリエ(安藤サクラ)、兄を送った両親との家族だんらんは、微妙な空気に包まれていた。兄のかつての級友たちは、奇跡的な再会を喜んでいた。その一方、検査結果はあまり芳しいものではなく、医者から3ヶ月という限られた期間では責任を持って治療することはできないと告げられる。なんとか手立てはないかと奔走するリエたち。そんな中、本国から兄に、明日帰還するよう電話がかかってくる……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
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ダニーダン
3.5
この作品のテーマの重さと 私たちがまだまだ知らない それは きっと北朝鮮だけでなく 日本以外の国 全てにおいてもあるであろう 普通に暮らししている一般庶民では知らない国と国の間の諜報合戦 政治的工作等々 確かにこの映画は そう言った 疑問や 理不尽な政治にも 一石を投じたかもしれないが、、この作品によって どれだけの日本人 在日の方々の心が 揺さぶられまた動いたか、、(*´ω`*) とにもかくにも 万引き家族で見せたそのずば抜けた演技力より前にすでに この作品に出演した女優魂と その、天性の演技力という言葉ではいいつくせない 存在感と 映画女優としての 資質に 乾杯!!!!! そして これを撮りあげた ヤンヨンヒ監督に 乾杯ですm(__)m
ソミン
3.0
【🌟3.4】
だんぼ
4.0
これは自分で視聴後に考えなければならない映画だ。帰還事業で北朝鮮に行ったソンホが日本に治療のため一時帰国。が、本国の命令ですぐ帰ることに。 展開は単調で大きな山場なども特にないが北朝鮮ヤバい国だぞ感がばりばり伝わってきた。帰還事業とは何だったか?在日コリアンって?色々考えるきっかけにしたい映画。
星ゆたか
4.0
2024.8.4 ヤン・ヨンヒ監督(64年大阪生まれの在日コリアン2世)の代表作。 2012年の邦画ベストワンである本作を。 今回、2013年のWOWOW放送録画デイスクを見直す事に。 この放送時には前後の感想に。 小山薫堂さんと、今は亡きイラストレーターの安西水丸さんの姿が見られた。 何故見直す気になったかというと。 この後レビュー予定のヤン・ヨンヒ監督の2021年のドキュメンタリー映画「スープとイデオロギー」を見て。 この監督のお母さんを通じて在日朝鮮人の意識の根底にある過去の大きな日本を絡めた歴史に関心に焦点が当てられたからだ。 ただここで感じた事は。 やはりそこには、対象への批判·怒りでもいいが。 まずは、映画で描かれたその“人間”に愛着がもてればなおさら良いと思う。 「かぞくのくに」では女優賞独占の安藤サクラさん演じる監督ヤン・ヨンヒ自身の末娘役が、そうなのだが。 「スープとイデオロギー」では、更にその監督によって撮られる実母(オモニ)への観客の愛着である。 この作品は戦前日本占領下にあった朝鮮半島。 その後、背景に米ソの管轄による韓国、北朝鮮の分断という所から始まり。 その在日朝鮮人の〈帰国事業〉として“夢の楽園”として渡った人達の一人で。 ヤン・ヨンヒ監督の3番目の兄の病気の為の25年ぶりの1時帰国を描いた物語である。 ところが、当初の3ヶ月でも治療が難しいとの医師判断の中。 まだ1か月も経たない内に突然『全員帰国せよ』の発令が降りる。 誰しも『何だそりゃ!』の気持ち。 しかし、そこでは❴絶対服従❵しか彼らには選択肢がない。 この作品では兄が脳腫瘍に罹っていて。 これは手術し、経過見の在日期間の延長しかないとの診断なのだが(国交問題で医療関係の連携も無理)。 「スープとイデオロギー」では三人“帰国事業”で北朝鮮に送られた、その中の長男が鬱病を患って亡くなったとある。 この長男は音楽の才能で個性を伸ばしたかったが。 それが北朝鮮ではかなわず精神の病で亡くなったそう。 しかもこの病気治療の為の1時帰国のもう一つの目的は。 妹を[工作人]への勧誘をも含めていたのだ。 そこで安藤サクラ扮する妹が、『断る事が兄の立場を悪くするの?』と兄に確かめつつ。 1時帰国者の監視役に同行し。 実家の側に車を止めている。 ヤン・イクチュン(09「息ができない」の主演.監督)に向かって。 『私あんたもあんたの国も大嫌い』と発し。 同行者の彼が。 『その大嫌いの国に私もあなたの兄も生きていて、これからも生きていかなけりゃならない』と交わす場面は強烈。 ここでの“工作員”の話で思いつくのは。 今もなお未解決中の《北朝鮮人に於ける日本人拉致問題》 だ。 ヤン・ヨンヒのお母さんが。 急に帰国する事になった息子への思いもさることなく。 その同行員にも帰国姿を気にかけて(無論息子の立場を考えて)スーツや手土産を用意する心配りには本当に泣かされる。 両親は在日北朝鮮日本連合の幹部で。 特に父親は熱心で、北朝鮮から表彰されるほどで。 娘の結婚相手は。 『韓国でも、アメリカでも、日本でもない。つまり北朝鮮人と結婚して欲しい』と言っていた。 しかしどうして、在日コリアン、彼らは韓国でなく。 『北朝鮮に敬意を終始どこまでも失わないのか?』という問い。 その謎の解明にあたるのが。 「スープとイデオロギー」で実母から話される。 〈1948年「済州4·3事件」に関連するのだが。 これについてはそちらのレビューで。 また在日コリアン人の方は。 国籍上の理由で、親の故郷北朝鮮などにも、そう簡単には行き来出来ないらしい。 当時韓国語学校の教師をやっていた妹の彼女は。 生徒が韓国に行く事になり喜びを語る所で。 『私は行けないのよ』と語る。 まだまだ近隣諸国の実態に知らない事ばかり。 映画はそんな心の隙間を埋める情報を。 単に知識増量というだけでなく。 私達が日頃対人関係で心がけなくてはならない。 温情を込められる思考(人間らしさ)を育んでくれる。
むく
4.5
ソンホ(井浦新)を観ていて一番感じたことは「あって然るべき感情が希薄」。第三者の想像を絶する苦悩を抱えていると思うけど、死ぬまで苦悩していたら、心が壊れて生きていけない。生き抜くための思考停止。でもはたで見ている家族には、そのことがたまらなく歯痒く、悲しく、辛いことなんだと思った。こっちもあっちも辛いなんて、いたたまれない。
kei
4.0
北朝鮮という国が私たちの思ってるように不気味に描かれる。突然言い渡される言葉の理由を聞く事も考える事もできない。考えれば自分が壊れるから無になるしかない兄の姿は人として一番辛い姿だ。
亮一
2.5
ああ荒野に出てたヤンイクチュンが好演技 最初北朝鮮の怖い監視人のイメージだったが最後に温かい人に変わった表情が良かった。
Schindler's Memo
3.5
とてつもなく緊張感のあるファミリー・ドラマであると思う。 主役の兄妹を演じた井浦新、安藤サクラは、それぞれ静かな中にも激情を孕んだ凄みのある演技で感動的だ。 また、彼らの対照として示される親夫婦の在りようもまた身につまされる。特に宮崎美子の母親が、長年の貯金箱を割ってまで用意したものが何だったのか・・、これが強く逆説的に母性を感じさせる。 ただ、事件が何も起こらない。ここのところが、娯楽映画として如何なものか・・と思うし、ヤン・ヨクチュンが日本語を全く勉強していないで演技しているのが極めて明白であり、どう見ても北の当局人とは見えない(韓国のチンピラにしか見えない)のが大欠点だとも思う。やはり、こういう観客に研ぎ澄ました感性を求める映画は、細部を良く詰めて欲しい。キネ旬1位にしては、少し残念な出来ではないだろうか?
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