レビュー
レビュー
    star3.0
    「パパは萌えキャラ」 田舎町で燻っている青年たちの悶々とした日々と、そこからの脱却を描いた作品です。"ここではないどこか”への強い憧れからイタリアにかぶれた主人公デイヴ(デニス・クリストファー)のちょっと痛々しい感じ、きっと自分も傍目から見たらそんなふうに映っていたこともあるんだろうなー...と、つい悶絶してしまいます(笑) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ クライマックスの自転車レースのシーンは迫力満点です! 特にラスト2周はワンカットでずっと追って見せてくれるため、緊迫感も段違い。そしてこの期に及んでバトンリレーでゴタゴタするカッターズのメンバーの情けなさたるや(笑) "地元の友達”という、目的を共有しない関係性の弱い部分が出ちゃいましたね(笑) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ デイヴの父親(ポール・ドゥーリイ)が人間臭くて好きでした。普段は厳格に振る舞っているけれど、息子が挫けたときには自らのコンプレックスをさらけ出してそっと寄り添う。石切工として働くうちに、自分が建てたものが自分より立派であることに心をすり減らしている萌えキャラです(笑) そしてラストの「今度はフランスかーーーい!!!!」というあの表情!笑 1979年公開。監督は「ブリット」などを手掛けたピーター・イェーツ。元プロのレーシング・ドライバーという異色の経歴の持ち主とのことで(!)レースシーンへのこだわりにも納得です。
    50
    昔、確かに感じた事のある感情を呼び起こしてくれる映画です。 特別感だけは強く感じるのに、何者にもなれない、何者でもない。ここではない何かに盲目に憧れる。 大人になるにつれ妥協したり、自分を知ったりして、いずれなくなるものだけど、いつまでも無くしたくはなかったかな。
    10