星の子
星の子
2020 · ドラマ · 日本
109分
©︎2020「星の子」製作委員会



ちひろ(芦田愛菜)の父(永瀬正敏)と母(原田知世)は娘にたくさんの愛情を注いで育てていたが、病弱だった幼少期のちひろを治した怪しい宗教を深く信仰していた。中学三年生になったちひろは、新任のイケメン先生に一目惚れする。しかし、夜の公園で奇妙な儀式をする両親の姿を先生に見られてしまう。そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起こり……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
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𝓡 ♡
3.5
芦田愛菜が主演を務め、『日々是好日』や『MOTHER』で知られる大森立嗣が監督と脚本を手掛けた本作は、新興宗教の熱心な信者の子どもが主役の物語。 芦田愛菜演じる主人公・ちひろ。 姉のまーちゃんが家出してからは、両親と3人で暮らしている。 両親は、ちひろが赤ちゃんの頃に、もらった水のおかげでちひろの病気が治ったことをきっかけに、宗教に傾倒するようになる。 幼い頃からその環境で育ったちひろは、水や眼鏡に至るまで、教団から購入することが当たり前となっている。 そんなちひろが、思春期を迎え、アイデンティティと両親の宗教について、考えをめぐらせるようになる。 わたし自身は特に信仰している宗教はないし、宗教と言えば、どちらかと言うと「よくわからない」「実態がわからない」という印象が強い。 教団から高価なものを購入するおかげで、ちひろの家は貧しい。両親は不思議な儀式を日課にしていて、正直、端から見れば「大丈夫なの?」と思ってしまう。 ただ、作品全体を通してちひろの両親は「ずっと幸せそう」だ。だからこそ、ちひろ自身も自分の家の宗教に対して抵抗感を抱いてこなかった。 ただ、そんなちひろが思春期を迎え、好きな人ができたことで、自分の家の宗教に対して疑問を抱くようになるのだが、本作 が描くのは決して「宗教」だけでなく、誰にも起こりうる「大切な人の心が見えなくなる瞬間」。 それにぶつかった時、ちひろは、自分は、どうするだろうか。 大切な誰かの心が見えなくなった時、不安や嫌悪感を抱くこともある。 でも、考えが違っても、自分と信じるものが違っても、互いの考えを尊重し大切にしていけたら。 生身で触れたあたたかさや優しさは、決して揺らぐことはないだろう。 全体を"曖昧さ"が包んでいて、好き嫌いがはっきり分かれそうな作品。 ただ、その曖昧さがあくまで日常的な空気感を表しているようで、個人的には心地のよいものだった。 そして、なにより配役が素晴らしい! 芦田愛菜の感じが良く快活な雰囲気とふと見せる大人びた表情、永瀬正敏と原田知世の穏やかな中に漂わせる狂気、イケメン教師を演じた岡田将生の表情の絶妙な変化、教団の若手信者を演じた高良健吾と黒木華の清々しく不気味なまでの爽やかさ。 それぞれのキャスト陣がはまり役で魅力的で、しびれました。
アリちゃんパパ
2.5
新興宗教にのめり込む両親に育てられた中学生女子の心情を描いた作品です。 両親に対する愛情を抱いてはいるものの、宗教活動には違和感を感じている少女の揺れる心理を、芦田愛菜が繊細に演じているのはとても良いと思います。 しかし監督の新興宗教に対するスタンスが肯定なのか否定なのこがはっきりしません。そのせいか親子三人で冬の星を眺めるまでのシークエンスで何を描こうとしているのか理解に苦しみました。
hanako
3.5
2022/6/? ちょっと前にサクッと観たけどレビュー書いてなかった。 ◆ 新興宗教にドハマりしている両親に育てられた娘が、思春期になり家族以外の世界が広がり、さて、何を信じるのか?という話。 親のせいで可哀想、とかそんな単純な話でもないし、基本的には愛に溢れたポジティブな映画で、後味はほっこり(かな?まぁモヤモヤも多少残るが、憂鬱さはない)。 ◆ とにかく役者がいい…! 蒔田彩珠(最近めちゃくちゃ気になってる女優さ ん)、岡田将生(毎度ゲスな役がうまい…)、新興宗教の幹部役の黒木華と高良健吾。 そして主人公の芦田愛菜ちゃん!!この子はタダ者じゃないね、恐ろしい子…!
てる
3.0
癖あるよなぁ。さすが今村夏子。 ちひろは普通の女の子だ。イケメン好きのどこにでもいる普通の女の子。ただ、両親が妙な宗教に傾倒している。端から見たらそれは奇妙な家庭だ。お姉ちゃんもそれに嫌気が指してしまったのか、いなくなってしまった。 でも、ちひろは普通の娘なのだ。 なんというか、この作品はどのように受け止めていいのか悩む。 変な宗教を信仰している家庭に育った子どもを嘆く作品ではない。そこが不思議なのだ。 両親の姿を見られて初恋を失い、さらに姉を失う。 両親を嫌って、宗教を抜けてほしいと懇願してもおかしくはないのだけど、でも、ちひろはこの宗教を別段嫌っているわけでもないし、それにこの家庭は娘への愛に溢れていて、幸せに見える。 ちひろは赤ん坊の頃から、この奇妙な宗教の活動に触れていて、この生活が当たり前になっている。 端から見ると、集会なんてのは如何にも変な新興宗教でしかないし、ヤバい雰囲気でしかない。合宿なんて絶対に参加したくない。 だが、ちひろとしては、幼い頃からの友達もいるわけで、学校の延長のような、学童みたいな気軽さで合宿に参加していた。 その合宿では何か妙なことが起こるのではないかと不安でしょうがなかったけど、幸せな家族が星を見上げて終わる。 つまり、この作品で伝えたいことというのは、端から見たらヤバそうな家庭だけど、当の本人たちは幸せに生活しているのだ。要は気の持ち方次第なんだとそういうことなのだ。 初恋に敗れるのも、姉がよくわからない男とくっつくのも、実は到って特別なことではない。どこの家庭でもあり得そうな出来事なのだ。 それを両親が妙な宗教に入信しているからという理由で、特別に可哀想な子どもというわけではないのだ。 ついついそういう風に見えてしまうが、それは偏見でしかない。誰がどのような宗教を信仰していようと構わないではないか。その人物たちが幸せならそれでいいのだ。 無宗教の私はどうしても宗教というものに偏見を覚えてしまう。だが、そうじゃないんだよっと諭されたような気分だ。なんだか妙に頭に残る衝撃的な作品だった。
だんぼ
5.0
信じるとは「その人の⾒えなかった部分が⾒えたときに、あっ、それもその人なんだと受け止められる揺るがない自分がいること」みたいな芦田愛菜のコメントが話題になった作品。 すごいな、よく思いつくなって思ったけど、確かにこの作品に触れるとそう思わざる得ないなあと。 ちひろの家族は水を崇める謎の宗教にはまる。父母はのめりこみ、ちひろはその教えに従い崇められた水を飲む。 その宗教を、好きだった教師に指摘されたり友達に色々言われたりする中で、この宗教って何なの?うちの両親大丈夫なの?と次第に疑問を抱き始めるちひろ。 だけども、ちひろは家族を信じる。それこそ揺るがない自分がいるからだろうか。 信じるについてたくさん考えさせられた。良い作品。
隣の唐十郎
3.5
星の子と言えばチョビン などと言って何人に通じるだろうか? 分からなくても[そうだね]と答える 世界はそんな優しさに包まれている そんな映画(←本当にそうか?😓) 宗教問題に鋭いメスを切り込む! …というのでなく 大切なのは[心を寄せ合う]ということ☆ 「こちらあみ子」の原作者 今村夏子さんの繊細な世界 家族の絆が切なく沁みる🥹
julian
3.0
ネタバレがあります!!
邊見 猛
5.0
ネタバレがあります!!
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