レビュー
レビュー
    star4.5
    【松岡茉優の“腐演”に終始笑える】 ラブコメディの傑作。連発する「F××K!」をはじめ、いかにもいそうな腐女子っぷりと、飽きさせない演出で“オシャレな映画を見てる感”が味わえる。 芥川賞作家・綿矢りさの『インストール』に続く映画化2作目。監督は『恋するマドリ』の大九明子。出演に『ちはやふる』の松岡茉優、『君の膵臓をたべたい』の北村匠海。渡辺大知は主題歌「ベイビーユー」も手がける。 まず、終始クスクス笑えるヨシカ(松岡茉優)の腐女子っぷり。キスにおののいて、靴を履き直した上で全速力で逃げていく描写や、アンモナイトを愛でる様子が“変かわいい”し、まくしたてるトゲだらけの言葉使いも、いかにもいそうな腐女子っぽさ。「今の彼に会って前のめりで死のうと思った」や、「ジャンヌダルク」のくだりには笑った!松岡茉優の“腐演”っぷりには拍手! それに加えて、飽きさせない演出の工夫っぷり。突然ミュージカル調に変調したり、火花が上がったり、どこか『モテキ』で感じた“オシャレな映画を見ている感”。でも、それぞれの演出がシーンを殺さず、登場人物の感情を強調出来ていたと思う。 総じて、イマドキな女子のピュアで少しねじれたラブストーリーを、終始飽きずにクスクス笑いながら見れる映画。楽しかった!
    324
    鑑賞後すぐももちろん「大好きな映画だなー!」っていう感想で、星4をつけましたが、1週間ほど経った今、星5です…。 ヨシカはもちろんイチもニもクルミも全員が愛しくて、でも自分を見ているようで恥ずかしくてしょっぱい気持ちになります。 特に好きなシーンは、イチが「俺いじめられてたのに」っていうシーンと、君、君とヨシカのことを呼ぶシーンと、ヨシカが友達の名前を調べて「バーーカ!」って言うシーンですね、どれも思い当たるような節があって胸が痛くなりました(笑) あとは序盤で宅急便の配達員がみえなくなった瞬間はしゃぎ出すヨシカはかわいすぎて、笑いました。 他人には悪趣味なあだ名をつけるのも、自分のことを指摘されてるみたいでああぁ…ってなって辛かったですけど、ヨシカはそんななのに誰かに名前を呼んでもらえないことにまっすぐに傷ついてしまうのが、ヨシカの素直さというか、純な部分で、切なくなりました。 この映画は話の流れというよりは、ここのシーンがすき!ここのシーン!このセリフ!動き!っていう散りばめられた小さな部品1つ1つに共感したりすることができて楽しいです。 映画館で見るのもいいけど、早く家で一人さみしく見たいです(笑)
    120
    松岡茉優をとことん味わう作品でした!彼女、とっても好きな女優の1人なのですが、これで魅力大爆発させましたね。 ▽ 近年聞かれるワード「こじらせ女子」以上にヤバくてぶっ飛んでる主人公ヨシカ。 とにかく性格が最悪!笑。 自己中きわまりないし、自分以外の世の中全てを見下してるし、プライドは高く自分は何でもお見通し、というスタンス。 ▽ 嫌な女だな、ははは、というのも途中まで。 後半はヨシカの抱えている闇、孤独、不器用さを突きつけられ、あぁ、私もこんな事あるわ、と嫌いだったヨシカに何故か共鳴してしまう。 逃げ方が下手なんですよね、ヨシカ。 そして気付きます。 他人にだけ求め過ぎていた自分に。 ▽ 「夢見がち」の一言では済まないような大暴走をしつつ、自分を棚に上げて生きているような女の生き方をどうやって見ろと?!と思いましたが、 そこで松岡茉優の実力が出てくるんですよね。 個人的には少しも可愛いと思えず、むしろ嫌いなタイプのヨシカを松岡茉優が演じる事で、なんか気になって憎めない女に、、、。 ちょっと病気なんじゃない?レベルのヨシカの心情を体現できるものすごい力量が松岡茉優にありました! 賛否両論ありそうな台詞回しも、途中の謎のミュージカルも私はハマりました。
    80