フェリーニのアマルコルド
Amarcord
1973 · コメディ/ドラマ · イタリア, フランス
123分



“春一番”の吹いた日の夜、ここ北部イタリアの小さな港町では町中の人々が広場に集い、うず高く積み上げられたガラクタの上に冬の女神の人形をかかげて火をつけ、訪れる春を祝って歌い踊り、騒ぎ明かしていた。十五歳を迎える少年チッタ(B・ザニン)も彼の父(A・ブランチャ)も母(P・マッジョ)、おじいちゃん(G・ラニグロ)や弟たちと共に祭りに加わった。若者たちは媚をふりまく娘たちをひやかし、大人たちは酒をくみかわす。
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キャスト/スタッフ
レビュー
10+挿入曲情報

La Fogaraccia

Quel Motivetto che mi piace tanto / Stormy Weather / La Cucaracha

Gary Cooper

Siboney

L'emiro e le sue Odalische: Solomè Abat Jour

Amarcord
アリちゃんパパ
3.5
フェリーニの自伝的な作品です。 フェリーニは「サテリコン」や「フェリーニのローマ」のような人間のダークサイドを描く映画に走っていましたが、本作で彼本来の明るい人間賛歌に戻ってくれたことは喜ばしい限りです。 ただ種々雑多なエピソードの寄せ集めなので印象が散漫になってしまっているのが残念です。
NARU
3.5
木に登って「女抱きてー」と叫ぶおっさんの突き抜けたキャラクターが好き。
dreamer
5.0
このフェデリコ・フェリーニ監督の「フェリーニのアマルコルド」は、「フェリーニのローマ」の姉妹編とも言えるもので、彼の青年期は「ローマ」に、そしてその少年期はこの「アマルコルド」によって、私小説的に描かれていると思う。 この「アマルコルド」とは、フェリーニの故郷である、北イタリアのアドリア海に面したリミニ地方の、今は死語になっている方言で、"私は覚えている"という意味との事だ。 死語になった、この言葉を敢えてタイトルに使うところに、もう戻る事のない、遥かな故郷と、そこで送った哀歓に満ちた少年期を追憶する念が、深く込められているのだと思う。 自分自身と、その生きてきた社会の歴史とは、自分の記憶でしか確かめ得ないものであるというのに、その記憶が、幻想と交錯してしまう事の不確かさと断続性とを、むしろ情緒の面で捉え、ストリーよりは、映像的に描こうとしている。 画面の一つ一つが、スケッチ風に非連続的に展開されるが、白いポプラの種が、春一番の風に舞う、最初のシーンから、浜辺の結婚の宴が果てて、人々が散ってゆく最後のシーンまで、どの場面をとっても、その構図と色彩とは実に絵画的だ。 映画界に入る前には、似顔描きや挿絵画家で食を得ていたという彼の経歴は、映像的な感覚に、天賦の才能を持っている事をうかがわせる。 フェリーニは、幼くして母を失い、父は貧しい行商人で、家にいる事はほとんどなかったという。 しかし、この映画では、彼の分身であるチッタ少年には、優しい母と、いつも家で口うるさい厳しい父とがいる。 1935年、15歳のチッタが経験した、春夏秋冬の挿話に満ちた一年は、また別れの一年であった。 母の病と死、片思いの年上の美女の結婚、学校生活の終わり、そしてそれは、少年期からの別れの年でもあったのだ。 もう繰り返す事のできない、楽しく物悲しい少年期の思い出は、言葉よりは映像でしか描きようがないように思う。 とにかく、この作品は静かで、侘しく、快い後味があり、後になればなるほど、胸に染みてくる、そんな映画だと思う。
松井
3.0
淀川長治「これぞ映画」
ざべす
4.5
春の綿毛にカーニバル 夏の日差し 秋の風 冬の雪は景色を覆い また舞い上がる綿毛が季節の終わりを告げた結婚式 なんでもない町のなんでもない人々とともに巡った四季を“私は覚えている”。 アマルコルド、“私は覚えている”。 こう書くと詩的で高尚な芸術作品のようだけど、そんなことはない。 フェリーニは巨匠ではあるが、気取っていない庶民おじさんなので、どの作品も気軽に観てもらいたい。
makimakimaki
見ている最中
太陽がいっぱいのニーノロータが音楽。 たまたま続けて観る。
3.2.1.0
3.0
フェデリコ・フェリーニ監督自身の少年期の思い出を元にした作品。 故郷の町を舞台に街の人々の様子を1年通して描くものだから、1つの物語だけどオムニバスみたい。それでいて回想のように曖昧。だけれど下品(苦笑) ファシズムなんて暗い世相であった頃だけれど、人々は日々を逞しく生きている。結婚式のシーンは人生観を表しているようだったな。
みる
5.0
一家に一枚は必要な映画、というのも納得です。ニーノ・ロータの音楽も素晴らしいので目と耳をよくかっぴらいて楽しむのが良し。
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