ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ

沖縄の言葉で、ハルサーは“農家”、エイカーは“一族”を意味するハルサーエイカーは長年、沖縄の自然と畑を愛し守ってきた。ハルサーエイカーの末裔である田畑豊作(仲嶺眞永)、長女ハル(AKINA)、次女アイ(福田萌子)は、今も沖縄の土と共に生きている。だがハルは、妹より身体が小さく、なによりハルサーとしての未熟さにコンプレックスを感じていた。ある日、澄んだ瞳を持つ女の子、五月が村の様子に異変を感じ、大地と語ることができるハルサーエイカーのもとを訪れる。早速ハルは五月と村に向かうが、そこで出会ったのは神の宿る森を潰そうとする人々だった。都会から隔絶された不便な生活から抜け出すには、長年守ってきた森でさえ犠牲にしても構わないと言う。さらに開発推進派である五月の祖父にも邪険にされ、なすすべもないハル。そんな中、ハルの前にうねるような森の声が轟き、残飯ゴミから生み出された2体のモンスター、サマリタン・ドブーとチリーが現れる。ハルの危機に農具の精霊ノーグ・カマーとノーグ・ヘラーも応戦、新たなエイカーズの戦いが幕を開けた……。