ワイオミング辺境、1878年。軍医大尉ロバート・マックロウ(ガイ・マディスン)は、中隊長フォーサイト大尉戦死のあとをうけて部隊の指揮をとることになった。マックロウの隊は、キャッシュマンの街でジェインウェイ大佐の部隊と合流し、同行の幌馬車部隊を護衛しながら目的地パラダイス河に向かった。出発して間もなく一行はインディアンの執拗な攻撃をうけ、加えて幌馬車隊に天然痘患者が出たため一行は恐怖の坩堝にたたきこまれた。マックロウは看護婦マーサ(ジョーン・ウェルドン)と協力して負傷者の手当や天然痘の伝染防止につとめるうち、お互い愛し合うようになった。引き続くインディアンの攻撃にジェインウェイ大佐も倒れ、マックロウに全部隊の指揮がゆだねられた。マックロウは、まず傷病兵たちをパラダイス河へ向けて先行させ、残り6台の幌馬車に武装を施して後から出発した。夜明けとなってインディアンは猛攻撃を開始したが、大砲をかくし持った部隊は長時間にわたる奮闘の後、ついに敵を撃退することに成功した。天然痘と思われた患者も実は危険のない水痘と判明し、パラダイス河への旅を続けるマックロウとマーサの顔は明るかった。