“フィルムが失くなる”という危機を感じた広告写真家が中心となり、フィルムを次世代に残そうという草の根運動“ゼラチンシルバーセッション”が始まった。運動の開始から3年が経った2007年、延べ8時間にも及ぶトークセッションが行われた。このドキュメンタリーはその記録映像を軸に、新たに追加取材した映像を加え、東京という街を見つめる。写真家たちの想いは交錯し、衝突しながらリレーされていく。そのメッセージを橋渡しする街の映像詩は喧騒のリズムを奏で、積み重なり、語りかける。古典的写真技法プラチナプリントと追求する写真家、大型カメラを作る職人、貸し暗室を基盤に写真文化を伝えようとする活動家たちの姿は、シンプルで尊い信念を伝えている。溢れる街のエネルギーが噴出するエンディングシーンに重なるアコースティックギターの静かなメロディは、観客を胸深く辿る旅へ導いていく。これはフィルムのことを通じて考える、発展する社会からこぼれおちた時代のメッセージである。
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