記憶にございません!
記憶にございません!
2019 · コメディ/ドラマ · 日本
127分
(C)2019フジテレビ 東宝



病院のベッドで目が覚めた黒田啓介(中井貴一)。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。こっそり病院を抜け出し、テレビのニュースを見る。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相、それが自分だった。しかも石を投げつけられるほど、すさまじく国民に嫌われているようだ。部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」真実を知るのは、井坂(ディーン・フジオカ)ら秘書官3名のみ。進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すら思い出すことのできない総理。そんななか、記憶にない件でタブロイド紙のフリーライター・古郡(佐藤浩市)にゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。妻・聡子(石田ゆり子)も不倫をしているようだし、息子の篤彦(濱田龍臣)は非行に走っている気配。そしてよりによってこの時期に、アメリカ大統領スーザン・セントジェームス・ナリカワ(木村佳乃)が来日。他国首脳や政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込みながら、黒田は捨て身で自らの夢と理想を取り戻そうとするのだが……。
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コウキマン
3.5
2020.1.30.007 史上最低の支持率を誇る(?)内閣総理大臣。問題ある言動を繰り返していると、ある日民衆から投げられた石が頭に当たり、記憶喪失となる。記憶がなくなったことは側近が知るのみ。記憶がなく不安に駈られながらも総理の職を続けるが、これまでと異なる態度に戸惑う政治家たち、家族、国民。が、それが不思議と好反応。支持率を回復してきた総理と側近は、いい日本をつくるために日本政界のガンである官房長官を失脚させるために策を練る。 正直「そう、うまくいくかよ」と思いながらも、そこはコメディなのでご愛敬。くだらないなから~と思いながらも、実力派俳優たちの演技もあり、なかなか面白かった。秘書が総理の学生時代の作文を読み出したときは、事実がわかりなかなか爽快でした
ひろ
3.5
三谷幸喜が監督と脚本を務めて製作された2019年の日本映画 ・ 史上最低の支持率を記録した内閣総理大臣・黒田啓介。国民に嫌われている黒田は演説中に石をぶつけられ記憶を失ってしまうのだが、記憶喪失を隠したまま総理の仕事を続けることになるといった展開 ・ エンターテイナー三谷幸喜。この人はウディ・アレン監督みたいに捻くれ者なので、笑いもとりたいし、メッセージも込めたいという願望を全部詰め込んじゃうんです。普通の映画では本筋に関係ない脇役なんて軽く扱うのが当たり前なんだけど、三谷幸喜は脇役に個性をつけ過ぎる。最早、邪魔になるぐらい目立つ脇役。それが気になった時点で三谷ワールドに引き込まれているんです。こういう描き方はコメディ漫画っぽい。しかも三谷作品の脇役は有名俳優だったり芸人だったりと豪華 ・ 支持率の低い内閣総理大臣を主人公にして、日本の政治に皮肉たっぷりな内容にしているところが三谷幸喜らしい。日本の政治は最高だぜ!なんて人はいるわけないので、こういうブラックコメディはウケるに決まっている。でも政治への皮肉なんて関係ないぐらい、普通に笑えるシーンも多い。やはり三谷作品は笑えてなんぼ。全シーンが面白いわけではないんだけど、誰かしらにヒットしろと言わんばかりに、数打ちゃ当たると笑いを散りばめまくる。なので根負けして笑ってしまう ・ 主演の中井貴一。髪型は変わらないが名優なのは確か。記憶を失った嫌われ者というユニークな役柄を、見た目は真面目そのものの中井貴一が演じてる時点で面白い。側近役でディーン・フジオカ、小池栄子の2人も大活躍。朝ドラで国民の心を掴んでいる草刈正雄はまさかの悪役。この人は悪役でもカッコいい。それにしても三谷作品はやたらと出演者が豪華で楽しい。お馴染みメンバーの佐藤浩市も出演しているけど、なんかかなりおじいちゃんになっててびっくり。というか三谷作品の俳優陣の平均年齢高いな。映画界も高齢化社会ですね。これは洋画もそうなっている。若い才能があまり出て来てないってことなのかな ・ 三谷幸喜の作品はほとんど観ているけど、彼の作品の良さは嫌な気分になることがないことだ。悪役と登場してもそれすら笑いにしたり、憎めない描き方をする。笑った記憶とそこそこに清々しいラスト。そんな記憶しか残らないので、あまり悪い印象を持つことはない。もちろん好き嫌いはどんな作品にもあるだろうけど、老若男女、誰が見ても楽しいと思えるんじゃないかな。やはり三谷幸喜はエンターテイナーだった
眠る山猫屋
3.5
劇場にて。予備知識無しで観賞、楽しかった。役者さんたちの地力を感じる。小池栄子さんには感心しかない。そしてラストシーン、かもしれないとは思っていても、ニヤリとしてしまう。
ゆみりん~*
5.0
もうとにかく面白かった!!ずっと笑える。中井貴一のトボケぶりが最高でした。そしておディーン様の美しく冷たいお顔も最高。小池栄子も良かったし、石田ゆり子や吉田羊さんの演技も面白かった。みんな振り切ってて良かったです。田中圭くんも三谷幸喜さんの舞台でご縁があっての出演依頼でいい演技してました。三谷さんがブログで仰ってた冒頭だけのシーンじゃ勿体なくて後半にも登場させたと。 なかなか爪痕残してたよね。思ったより出番が少ないと感じたのは斉藤由貴さんかな。飄々とした料理人(家政婦?)の役でしたけど、圭くんの方が印象に残ったな。またこれがご縁で三谷組に出演させて貰えるといいなあ。私が三谷さんの作品が好きなのでただの願望ですが…。 映画館にて
きなこ猫
3.5
記憶喪失になった黒田総理を、陰日向になって助けるクールな事務秘書官を演じる小池栄子がすごくいい。本来ならこの重要な役どころを、三谷組の常連である戸田恵子が演じるところだが、なにぶん戸田が事務秘書官を演じるには高年齢であるために、若くてルックスのいい小池の起用となったのであろう。そして、出演者のなかでは主演の中井貴一に次いで登場回数の多かった大役を、彼女は見事に務め上げたと思う。有能な事務秘書官という雰囲気も良く出ていました。最後は胸アツ必至の美味しいとこ持っていっちゃうしね。
てっぺい
3.5
【ファミリー向け政治映画】 監督からの演者イジメなメイクに、アドリブで返す出演者。楽しい撮影現場が思い浮かぶ程、ふんだんで徹したコメディっぷり。こんなにファミリーでも楽しめる政治映画は記憶にございません! ◆概要 三谷幸喜の長編映画監督8作目、三谷オリジナルストーリーのフジテレビ開局60周年記念作品。出演は、中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市ら。 ◆ストーリー 市民の投石によって記憶をなくした悪徳総理大臣・黒田啓介が“善良なおじさん”へと変わってしまい、本気で日本を変えようとする。 ◆感想 コメディ要素満載。小ボケふんだん、出演者達のアドリブもあれば、妖怪ばりの出演者の特殊メイクの数々笑。細かい事はほっといて、三谷監督が本気で笑わせにかかってる一本。総理大臣の話ながら難しい政治の話もなく、むしろファミリーで楽しめる映画かもしれない。 ◆コメディ 監督が仕掛けたものから出演者のアドリブまで、“いかに笑いを取るか”に徹した、楽しい撮影現場が思い浮かぶ。“まずは振って”に、ゴルフクラブを縦に振ったり、K2プロジェクトの破談シーンのおそらく中井貴一のアドリブ“臭い”には大いに笑わせてもらった笑。佐藤浩市のキャディ姿や有働由美子の厚塗りメイクは、もう監督の役者イジメにしか見えなかったが笑、そんなふんだんな笑いへの徹底ぶりが感じられてよかった。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆メッセージ 実際の政治の世界でよく耳にする、本作のタイトル。本作では、主人公の黒田が本当に記憶喪失になりつつも、記憶をなくすことを、自分を変える、見直すきっかけにした。これはきっと監督なりの現政治へのメタファーであり、本来この言葉が導くべき正しい方向性を映画で昇華したのがこの一本、そんな風に思えた。脚本的に言えば、主人公を記憶喪失にする事で、知識ゼロの状態から政治の世界を見直せる、いわば子供でもついていける内容。コメディふんだん、そしてそんな浅めの政治の切り取り方で、ファミリーで楽しめる、でもちょっと大事なことを伝えてる、そんな作品に仕上げていたと思う。 ◆トリビア 三谷監督の自信のシーンは、主人公と吉田羊演じる野党党首の「密会」場面だと言う(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091200924&g=soc)。 三谷監督は、本作の興収が2019年邦画実写No.1になったら次回作を上映する映画館のポップコーンを3%増量すると語った笑(https://eiga.com/news/20190905/16/)。 ◆ 三谷ワールド全開の笑えてキャッチーなファミリー映画。本作でも十分そんな2時間を体験できました!
椎憐
4.0
面白かった〜! やっぱり三谷幸喜作品は安定して面白い。 最後はちゃんと明るいハッピーエンドになるって信じて安心して見れるのいいよね。 たまには安心して楽しみたい時もあるので〜 号泣はしないけど、少しうるっとできるのも最高〜 大御所の女優、俳優が出まくるところも最高〜 家族愛、友情、人との繋がり、思いやり。 三谷幸喜作品には色んな愛が詰まってる。 今回の作品では、小池栄子の役が好きだったなぁ!
へちょび
3.0
出演されている俳優の皆さんの演技は素晴らしかったですし、相変わらずの三谷節に爆笑しました。ですが、今回ストーリーは微妙だったかなと思います。また、現代の政治(家)を皮肉っている様な描写がそこかしこにあり、そこが薄い政治批判の様に思えてしまって、少しげんなりしてしまいました。 期待が大きかったということもありますが、全体的に見ると微妙だったかと思います。
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