基本情報
基本情報
    原題
    Beats Rhymes & Life: The Travels Of A Tribe Called Quest
    製作年
    2011
    アメリカ
    ジャンル
    ドキュメンタリー
    上映時間
    95分
    あらすじ
    2008年、ヒップホップグループ、“ア・トライブ・コールド・クエスト”通称“ATCQ”の解散から10年を経て行われた再結成ツアーに同行し、一部始終を目にした監督のマイケル・ラパポートは、その様子を包み隠さず作品に取り入れた。それは、本作中に含まれるラパポート自身によるメンバーそれぞれへのインタビューも同様である。それまで政治的、攻撃的だったヒップホップにポジティブなサウンドを持ち込んだ“ネイティブ・タン”と呼ばれる一群に属したATCQ。インタビューの話題は、伝説のグループと呼ばれる彼らがリリースした楽曲群やその功績など、ポジティブな部分だけにとどまらない。広く知られる解散劇を招いたメンバー間の不仲や、メンバーであるファイフ・ドーグの持病など、ネガティブな話題も通じて、ATCQの歴史を掘り下げてゆく。彼らがどのように誕生し、どれだけの影響を与え、どのように解散し、またどのように復縁したのか。メンバー自身だけでなく、彼らと時代を共にしたデ・ラ・ソウルやジャングル・ブラザーズ、彼らの影響を受けたファレルやカニエ・ウエスト、モス・デフ、コモンといったアーティストたちの発言も交えて解き明かす。その多くは、今まで知られることのなかった出来事である。当時の出演番組の映像や“Summer Sonic 2010”で来日した際の様子も収めた再結成後のツアーの様子など、映像の資料価値はもちろん、それらによって構成される本作は、伝説のグループのヒューマンドラマでもある。