西部殺陣

Black Jack
1927
評価する
アメリカ西部の町サングレアーで、誰れ知らぬ者なき乱暴者、ブラック・ジャックと異名さへ取ったノーランは、博奕をしたことから町民から退去然らずんば牢獄へというのっぴきならぬ決議を突き附けられた。が、彼は義侠の男であった。丁度酒場で、町の治安委員たちが彼に面会を求めに来ていたその眼前で、彼は1人のみすぼらしい老人を餓えから救った。老人はその恩に報ゆるために彼に銀貨の破片たるその一片を与えた。この銀貨の破片こそは、それを三つ合せるとある金塊を埋めてある場所が判明するという貴重なものなのであった。ここに数年前からその金塊の所在を尋ねている男がいる。悪黨どものお頭で、サム・ヴォナーと云うのがそれである。一方、ノーランは役人に追われて逃げる途中、街道で自動車の故障に悩んでいる乙女ナンシー・ブレイクを助ける。が却ってそのために彼は捕えられる。しかし、ナンシーの奇智によってノーランは放免された。その翌日、ナンシーは他の破片の一つを持っているド・ホルブルックに会い、己れの所有している他の破片と照らし合せて、金塊の在所を知らうとした。是れを知ったサムは先づエドを欺いて銀貨の破片を奪い、次いで街道にナンシーを襲ったノーランはこの急を知って走せつけ、ナンシーとエドを助けサム一味と激しい争いを続ける。彼らのその戦いに立て篭った場所こそ金塊を埋めてあったロックコッヴの絶頂なのであった。やがて悪漢は悉く打ち取られ、ノーランとナンシーとに楽しい日が開かれる。

キャスト/スタッフ

  • 出典
  • サービス利用規約
  • プライバシーポリシー
  • 会社案内
  • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.