肉欲の昼下り

肉欲の昼下り
1977
73分
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紅洋商事社員・矢沢聖二と元ストリッパー・島川蘭子を乗せた列車が山々に囲まれた小都市に着いた。人並の奥さんになりたい。こんな蘭子がいとしくて、ようやく持った立食そば屋の手伝いさえもさせなかった。その頃、夫の帰りの遅いのに不審をいだき、聖二の会社を訪れ、ことの次第を聞かされて迎天するのだった。しかも、聖二が会社の金・千五百万円を持ち逃げした事を知り、目の前がまっ暗になる。そんな京子のもとに、斉藤修という男から電話があり、聖二の居場所を知っているというのである。約束の場所へ行くと、修は車で林の中へ誘い、無理矢理、京子を犯してしまう。失意の京子は、母の営む店へと行く。そこで京子は、夫に離婚されていることを、はじめて知った。ただ呆然と歩く京子の足は、修の所へ向っていた。京子は修にとあるストリップ劇場へつれて行かれた。そこの支配人・西尾から、聖二と逃げた蘭子という女は、修の女であることを知らされた。西尾と修は拳銃の密売でつるんでいることを知る。ある日、西尾に呼び出された京子は、聖二と蘭子の居場所を教えられた。京子がその場所に着いて、部屋の中に入ってみると、三、四人の男がいて酒をのんでいた。そこで京子は修と蘭子がグルになって聖二の金を横取りしようとしたが、蘭子の気が変り、聖二と本気で逃避行となってしまったことを知った。慄然とする京子は、今度は西尾につかまり、必死の抵抗もむなしく、犯されてしまう。いつのまにか、京子と修には、温い愛情が生まれていた。そして、二人には西尾に対しても、憎悪が高まっていった。

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