土俵の鬼たち

土俵の鬼たち
1994
91分
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平成5年、鬼と呼ばれた男、第45代横綱・若乃花こと二子山親方が土俵を去った。私人花田勝治に戻った彼はその半生を回想する。昭和9年の室戸台風により家業のリンゴ園を失った花田一家は室蘭へ移住。父・宇一郎が招集を受けた後、瓦運びの仕事をして母・きゑと幼い兄弟を助ける勝治は、父が傷痍軍人となって帰還してからは一家の大黒柱に。昭和21年、巡業にやってきた二所ノ関部屋の2人の力士を打ち負かした勝治は大ノ海にスカウトされ、いよいよ東京へ、力士としての道を歩む。力道山らの厳しい稽古にはさすがに音をあげるが、そのかいあってメキメキ実力をつけた勝治は四股名を若乃花とし、昭和24年には十両、25年春場所には新入幕でいきなり敢闘賞。26年、鹿志村香代子と結婚、27年には長男勝雄、30年には長女幸子が生まれる。喧嘩別れ同然に二所ノ関部屋を独立した大ノ海について巡業を行なうさなか、父の逝去に見舞われるが、昭和30年には大関に昇進、翌31年に待望の初優勝を果たす。そんな喜びの絶頂の中、長男勝雄が全身火傷で死亡してしまう。悲しみのどん底の中にも関わらず土俵入りを続ける勝治も遂に高熱がたたり倒れる。だが、数々の苦難を乗り越え、昭和33年に横綱昇進。以後、ライバル栃錦との勝負は常に優勝をかけて争う一番となり「栃若時代」と称された。そんな彼の後を継いで、弟の満が貴ノ花として、また甥の勝と光治がそれぞれ若花田と貴花田として土俵に上がっていった。私が土俵の鬼なのではなく、土俵にこそ鬼がいるのだと語る勝治の相撲への情熱は、今も失われていない。

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