ジェニーの記憶
The Tale
2018 · サスペンス/ドラマ/ミステリー · アメリカ, ドイツ
114分



ドキュメンタリー監督として活躍するジェニファーは、子供時代の日記を読み返すうちに13歳の夏を回想し始める。サマースクールで乗馬を教えてくれたMRS.Gとランニングコーチ・ビルとの出会いは、彼女にとって美しい記憶のはずだったが…。
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聖碧
2.5
家族と上手くいかない思春期に優しくしてくれる大人がいたら、それは縋ってしまうよなぁ…。大したことじゃない、あれは彼氏、付き合ってただけ、私は被害者なんかじゃない、と思い込みたい主人公。当時見向きもしてくれなかったくせに、今になって虐待だと心配する母親。相手は大人の男でその時の君は13歳、それはレイプだセラピーを受けた方がいいという恋人。子供の頃は「私は周りより大人!」と思ってたけど、自分が大人になるとあの時は子供だったのが分かるよね…三船美佳現象…。「男は精神年齢が低いから、女の子は小学生でもしっかりしてるから」とかいう日本のロリコン思想に改めてゾッとする。
めめ
3.5
大人だから信じた、その言葉で、これは完全に犯罪なんだと実感した。
zoeze
3.5
自分を守るため、介入する思考と意思。 可視化されて尚、自らの補正で混濁する記憶と事実。 過去を覆うフィルターが徐々に剥がれゆく変遷には、向き合う過程の苦しさ、残酷さがはっきりと刻まれていた。 幼き日の自分との対話は、今の自分を救うのか… 自分を守るため、介入する思考と意思。
saki
4.0
ネタバレがあります!!
すのさん
4.0
重いし、胸糞が悪くなるストーリーだけど、 真実として受け止め、子供達の将来を守るべく 大人のあるべき姿を考えさせられる秀作。 40過ぎてこれから結婚しようとしている ジェニファーに、母から13歳の時に書いた作文を おくられ、あなたは性的虐待を受けていたのか? と問い詰められる。 ジェニファーにとっては被害者意識もなく、 綺麗な思い出を綴ったものだと言い張るが、 調査を始めると、自分と対話をしながら ベールを捲っていくように真実が見えて来る。 サスペンスのように、真実を解明していく毎に 美しかったはずのものが、視点を変えることに より、おぞましいものに変わっていく描写が 秀逸である。 日本では公開されてない作品なんだが、 性的虐待虐待や性犯罪を犯した事件が なんの理由も不思議もなく不起訴に なってしまう、ボケた日本の法曹界に 広めたい作品である。 ついでに愚痴らせてもらうと、 被害者の人権が疎かにされ、 加害者の人権を尊重する風潮も ムカッ腹がたつよね! 特に、性犯罪法、少年法、刑法39条。
cocoa
3.5
観た後にすぐにレビューを書けなかった作品です。 女性監督ジェニファー・フォックスが監督、脚本を手掛けた問題作。 自身の体験を忠実に描いたその姿勢は強く称えたいです。 主人公のジェニー(ローラ・ダーン)は現在48歳。 離れて暮らす母親からジェニーの子ども時代に書いた小説を問い正す電話が入る。 当時13歳のジェニーは馬術の女先生とコーチに「性的虐待」をされていたのでは!と母に詰問される。 そもそもジェニーは兄弟の多い家庭で育ち、親は手が回らない状況だった。 でも放任とか育児放棄ではなく、門限や決まりごともあり普通に感じます。 ジェニー自身が独立心が強く「私の人生」とか「自分のことは自分で決める」と意思が強かった。 でも、やっぱり13歳は子どもなんです! コーチのビルの言うままに服を脱ぎ、好きなようにさせてしまう…。 着ているのは子どものランジェリーだし、言葉巧みに操るビルの行為はおぞましい。 拒絶したら気まずいと思ったのか、自分を大事にしてくれる先生やコーチの期待を拒めない。 自分の意に反して身体が拒絶反応で悲鳴をあげているシーンが辛すぎます。 そして何と言っても一番恐ろしいのは、48歳になっているジェニーが「あの頃は愛し合っていた」「ただ相手がずっと年上だっただけ」と信じきっている…思い込んでいる現実です。 自分が被害者だとは思っていない。 ずっと歪んだ想いを抱え、「結婚はしない」「子どもはいらない」と生きてきたジェニー、悲しすぎますね。 大学で教えている学生に(何の授業か)…「初体験」を語らせる場面。 学生が「お互いに思い合っていて自然な行為だった」と幸せそうに話す傍らで驚愕した表情のジェニー。 「本当にそうなの?自分はおかしいの?」と気付いたのだろうか? 母親には「楽しんでたの?」と聞かれたり、パートナーに「それはレイプだ」と断定されたり、ジェニーの心は真実を求めて過去の関係者を訪ねます。 次々にわかる当時のこと、子どもだった自分がわかっていなかった現実が悲しい。 自分以外にも同じように餌食になった子どもがいて、女先生も段取りを手助けしていた現実。 ジェニーが今のビルに会って、当時の事を問い詰めるシーンは言葉一つ一つがリアルでした。 この辺にも監督の強い意思表示を感じました。 13歳のジェニーが拒絶をしなかったのだから同意じゃないか! そんな事を言いそうな大人がいたら大間違い。 何が何でもあり得ない犯罪行為で、記憶に蓋をして生きてきたジェニーの何十年の軋んだ生き方が物語っています。 監督が勇気を出して実名で作った意味が大きく、リアルすぎるシーン…(そこは成人の女性で撮ったそうですが…)、様々な場面が意味のある作品でした。
azu
3.0
主人公に感情移入できず。 未成年者に性的虐待することは勿論あってはならないが、こういうやり方は、難しい。 手懐けて、恋愛だと思わせて、それが100%性的な目的なのか、本当に恋愛感情があるのか…13歳相手に大人が恋愛感情を抱くのは異常。と言うのは簡単。じゃあ何歳差なら正常?何歳からなら?法律や条例は置いておいて、恋愛、性愛は、個人差が凄いので、何がおかしいか正常かなんて決めれないのかも。 ただ、いじめと同じで、被害者が嫌だった。と言えば全てそれは犯罪なのかなぁ… ジェニファーに同情や感情移入できていたら、単に大人を非難して終われたんだけど。そこまでジェニファーの家庭環境や生い立ちが悲惨でもないから、厨二病にも思えてしまって。自分が割としっかりした13歳だったから、子どもらしくずるいなぁと思ってしまう部分がある。かつて少女だった私が、ジェニファーに寄り添えない感じ。
なみめ
3.5
「グルーミング」の構造をじっくり暴いていく、小児性愛の性虐待被害の記憶の語り。 Taleは「架空の話、嘘」という意味が効いている。 美しい話と自分でも作り上げていた話が、すぐに書き換えられた記憶だと分かっていく。 ジャニーズ事務所問題が露わになっている最中に、鑑賞した。 もっと多くの人に見られる重みがある一作。 でも作り・映像が、最近急に増えてきた、なんとな~く「低予算」っぽいのがザンネン。
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