レビュー
レビュー
    star3.5
    美大に通う5人の物語。蒼井優演じるはぐは、透明感があってはかなくて純粋で、竹本が一瞬で恋に落ちてしまう理由がわかる。それぞれが片想いし、悩み、スランプに落ち、それでも考え前に進んでいく。人生で数年間しかない大学時代。若くて、仲間がいて、孤独もすごく感じて、映画の一瞬一瞬が青春で、すごく素敵な映画だなと感じた。
    40
    〈1.ハチクロ実写化として〉 120分という枠に納めるのは非常に苦慮したのが伝わってきますが、とても原作への愛が感じられて好印象でした。原作の印象と最も違う森田(伊勢谷友介さん)は最初こそ怖っ!という感じでしたが、実在感ある“ワールドワイド感”に落とし込まれていて、非常に納得いくチューニングだったのではないでしょうか。本来一番現実味のないキャラクターであるヒロイン・はぐみ(蒼井優さん)は、もう奇跡的というか。彼女の周りのアイテム(キャンバスなど)を巨大にしたり、遠めからのアングルで撮ったりすることで、相対的に彼女の小ささと、彼女が対峙する自分の才能・立ち向かう作品の大きさがよく表れていると感じました! 一番感動したのは山田さん(関めぐみさん)!もう、三次元に現れた山田さんそのもの!! 「ちはやふる」の上白石萌音さん演じる奏ちゃんを見たときのような感動です!笑 ほかのキャストのみなさんもお見事で、櫻井翔さんについては後述(笑) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 非常に印象的だったのは、キャラクター同士の関係性をよく表した立ち位置! はぐ × 森田は常に隣同士で同じほうを向いている。一緒に絵を描いたときもお互いの顔を見合うことはなく、一心不乱に作品のほうだけを向いているところで、今作の作り手の「安易なラブ一辺倒に落とし込まない覚悟」を感じて胸が熱くなりました(笑) 山田 × 真山は前後で同じ方向を向いているため、基本的にベクトルは交わらない。竹本 × はぐは、視点が垂直に交わるような立ち位置で、こちらも見ている方向は別。ほんとに秀逸だと思います! また、本作では原作にはなかった「作品に値段がつき、商品になる」という生々しい部分まで踏み込んだ描写もあり、気概を感じました。いち芸術家としてのプライドと、社会の中のいち作家というせめぎ合いの中での葛藤が出ていて、いいエッセンスだったと思います。 スピッツやスガシカオの楽曲の使用をはじめ、ハチクロの世界観の構築はこの上ないほど成功しているといっていいと思います。ただ、エピソードを詰め込みすぎたきらいもあり、それぞれのキャラクターの着地は悪くないものの、少しぼんやりしてしまった印象です。特に竹本くんは自転車の旅への動機・成長が取ってつけたようになってしまい、もったいない。もともと受け身なキャラのため、ドラマが動き出すのが最も遅いという特性があるので難しいのは非常にわかります... ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 〈2.嵐・櫻井翔のアイドル映画として〉 公開された2006年といえば、嵐としてはCDセールスが底に近いときで、前年に松本潤さんの「花より男子」主題歌の「WISH」がスマッシュヒットしたものの、世間的にはSMAPなどはもちろん、全盛期といっていい山下智久さんやKAT-TUNに遅れをとる地味なグループといった立ち位置でした。月曜キャスターを務めるNEWS ZEROも開始前です。この「まだ(世間的には)何者でもない」ときの櫻井翔さんが、同じく「まだ何者でもない」竹本くんにオーバーラップして、非常に高いシンクロぶりを見せてくれていたと感じます。頭でっかちで理屈っぽいところもぴったり(笑) ニャンざぶろうに入っているときや、海での「青春さいこー!」のポージングの残念さ(笑)なども、彼の持ち味が出ていてよかったです。 脚本を手掛けられた劇作家・俳優の河原雅彦さんも、以前嵐5人が主演した「ピカ☆ンチ」シリーズや、大野さんの舞台なども担当されており、嵐案件に欠かせない人物。こうした側面から、櫻井翔さんのアイドル映画としても非常にうまくいっている作品ではないでしょうか。悔やまれるのは、主題歌「アオゾラペダル」の尺。一番おいしい2番終わりの大サビは櫻井さんのソロパートなのですが、尺の都合でそこがカットされたバージョンになっていました(笑) 主役なのに...笑 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ハチクロに初めて触れたのは、高校時代に深夜にやっていたTVアニメでした。大学ってこんなに楽しいところなんだなぁ。早く行きたいなー...という青春の憧れが詰まった大好きな作品であり、好きすぎて大学生の頃にゼミの友達を集めて「ハチクロを一気見する会」を強制開催するほどには(笑)思い入れのある作品です。実写版はその頃に一度観たきりだったのですが、ふと思い立って12年ぶり(!)くらいに観賞。一本の独立した作品としては惜しいところ もありましたが、始終大好きだったハチクロの空気が溢れてとってもしあわせな気分に浸ることができました。 2006年公開。監督は今作が長編デビューとなるCMディレクター・高田雅博さん。
    40
    原作がそこそこ好きだっただけにイマイチだと感じた。 櫻井翔以外のキャスティングは合ってたんじゃないかな。 淡々としすぎて寝てしまった…
    20