菊豆
菊豆
1990 · ドラマ · 中国
94分



大金を積まれて50歳を過ぎた染物屋の楊金山(李緯)のもとに嫁いだ菊豆(鞏俐)は、ある日彼の甥の天青(李保田)が、自分の入浴姿を覗き見ていることを知る。天青は、菊豆の体が金山から受けた折檻の傷だらけなのに心を痛め、一方の菊豆も彼に想いを寄せてゆく。そしてロバの病気で金山が家に戻れなくなった翌日、ふたりは結ばれる。翌年、菊豆は天青の子供を産むが、それを知らない金山は自分の子供と思い、天白と名付け可愛いがる。そんな折、突然金山が中風で倒れ、半身不髄となった。
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矢萩久登
5.0
新文芸坐さんにて『艶やかなる紅の世界』と題したチャン・イーモウ(張芸謀)監督の初期作品の特集上映(25年1月24日~29日)開催、未配信の『菊豆(チュイトウ)』(1990)、『紅夢』(1991)を鑑賞。 『菊豆(チュイトウ)』(1990) 2008年北京オリンピック開会式および閉会式の総監督も担ったチャン・イーモウ(張芸謀)監督の3作目。 サディストで前妻二人を死に至らしめた初老のもとに売られてきた若妻が、純朴な初老の甥と逢瀬を重ね、甥との間に身ごもり、そして破滅していくストーリー。 本作でも監督とコンビを組んだコン・リー(鞏俐)が嫁いだ矢先の儚げな少女から、初老の男性が脳卒中で身体不自由になると復讐の炎をたぎらせ彼を追いつめる憎々しい悪女まで振れ幅の大きな役を好演。華奢でなく肉感ある体躯と可憐さと性悪女を演じ分ける彼女は日本では京マチ子氏と重なりますね。 中国の古の因習、男女の肉欲、因果応報などをテーマに描きながら舞台を染物屋に設定。 テーマの重さや暗さに反した染物の真紅や黄色など鮮明な原色が実に効果的で印象深い作品、この色彩の豊かさは次回作以降でも継承されますね。
うにゃ
3.5
ネタバレがあります!!
dreamer
4.0
チャン・イーモウ監督の「菊豆/チュイトウ」のストーリーは、徹底的に悲惨です。 今までにも何本か、気が滅入るくらいの悲惨なストーリーの映画を観てきましたが、この映画はそんな中でも間違いなく、その悲惨ベスト5に入ります。 菊豆という若くて美しい人妻が、強欲で意地悪で不能で、年上の夫に苦しめられ、他の男性に愛されることで苦しさから逃れようとする物語です。 そこまでやるかというくらい、残酷で不幸で理不尽でやりきれないストーリーなのですが、とても美しい映像になっているのが特徴です。 原作の舞台は農村なのだそうですが、映画では染物屋になっています。 黄色や青や赤の長い反物が翻るシーンが数多く出てきて、実に印象的です。 これらの色鮮やかな布は、映画の中で効果的な大道具であると同時に、粋な小道具にもなっています。 残酷なのに、限りなく美しい映画というのはよくあるものです。 例えば、ジャンルは違いますが、「コックと泥棒、その妻と愛人」や「サスペリア」も同様でした。 やはり「赤」が美しい映画でしたから、「赤」というのはひとつの象徴なのかもしれません。 この「赤」から連想されるものは「血」とか「情熱」です。 菊豆の天青に対する想いは、年月が経っても全く薄れることなく燃えたぎったままでしたし、まるで"血の池"のような赤い染料のプールの中で溺れ死んでいく夫、ラストシーンの火事の炎など、到るところに「赤」のイメージがあり、まさにこの映画は「赤の映画」だなと思わせられました。 これでもか、これでもかというくらいの悲惨な終焉なのですが、後味が悪くないというのは驚きでした。 これはひとえに、チャン・イーモウ監督の演出の手腕だと思います。
Morimi
3.0
みんなが不幸 ここまでその不幸との対比の染められた反物の美しさ 人生ってこんなにも無慈悲なものなのか
Miya
4.0
雰囲気がエロティック チャン・イーモウらしく火が出てきたり、ポイントポイントで赤い布が出てきたりと赤が重視されている 天白は結局2人殺したのか…… 幼さからの無邪気さなのかサイコパスなのか 最後 天白がどうなったか気になる ラストまで救われない映画
パパパリス
4.0
おもしろかった
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