ハンファイーグルス：クラブハウス

2020年、韓国プロ野球リーグKBO史上最悪18連敗という不名誉な記録を残し、2009年以降6度目の最下位に終わった「ハンファ イーグルス」。かつてチームの主砲だったベテラン選手キム・テジュンの引退に続き、球団は2021年に社長やコーチ陣を総入れ替えして球団の再生を図る。さらに、米大リーグのコーチとして実績のあるカルロス・スベロを監督に迎えた新生ハンファは、データ野球を取り入れて万年最下位の汚名を晴らすべく大々的な体質改善に取り組む。 2021年シーズンのオープン戦では1位となり、順調な滑り出しを見せたハンファだったが、監督はじめ球団の期待が若手選手の重圧となり、やがてチームに不協和音が生じ始める。 春季キャンプからシーズン最後の試合まで、クラブハウス内に潜入して球団の経営陣、監督・コーチ、選手たちに密着し、彼らの本音を映し出しながらチームの苦悩と葛藤を赤裸々に描いたスポーツドキュメンタリー。