基本情報
基本情報
    原題
    Germania Anno Zero
    製作年
    1947
    ドイツ,イタリア,フランス
    ジャンル
    ドラマ
    上映時間
    74分
    レーティング
    G
    あらすじ
    第二次大戦直後のベルリンは、全く廃虚に等しい街であった。焼けるビルの一角に追いつめられているケーレル一家では、父(エルンスト・ピットシャウ)は回復の望みのない病床で死にたい死にたいと家族を手こずらし、娘エヴァ(インゲトラウト・ヒンツ)はひそかに夜のキャバレーに出かけては外国人と交際して家計を助け、長男のカール・ハインツ(フランツ・クリューゲル)はナチ党員の生き残りで、警察の眼を逃れて家でごろごろしていた。そして末子のエドムンド(エドムンド・メシュケ)は、敗戦以来小学校にも通わず、街で物品の交換をしたり、元の小学校教員で今は闇屋をしている男(エーリッヒ・ギュネ)の手先となって、ヒットラーの演説レコードをアメリカ兵に売ったりしていた。父親の病状は悪化し、医者の骨折りでやっと慈善病院に入院出来たが、一家の貧乏はいよいよつのった。エドムンドは再び旧師をたずね仕事をねだったが、今度ははねつけられ、今の世に弱い者はむしろ死ぬべきだとさえ言われた。父は退院し、ぐうたらなカール・ハインツと口汚くののしり合う日がつづいた。エドムンドはついに或夜茶の中に劇薬を入れて父にのませた。戸別調査に来た巡査に兄はひかれて行き、その騒ぎにエドムンドは家を飛出した。翌朝旧師に父殺しを告げると、彼は仰天してなす所を知らず、絶望したエドムンドはひとり廃虚をさまよい歩いた末、焼けビルの上から父の柩が墓地に運ばれていくのを見下しつつ、下の街路に身を投げた。