ニューヨーク・アニバーサリーライブ ビリー・ジョエル「ライブ・アット・シェイ・スタジアム ザ・コンサート」

NY ANNIVERSARY LIVE! BILLY JOEL: LIVE AT SHEA STADIUM THE CONCERT
2014
142分
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MLBニューヨーク・メッツの本拠地として1964年の誕生から40年以上もの長い間、親しまれてきたシェイ・スタジアムは、老朽化のために惜しまれつつも新球場への移行が決定。その取り壊しを目前に控えた2008年7月16、18日、シェイ・スタジアムの最終公演を行ったのは、生粋のニューヨーカーであるビリー・ジョエルだった。披露されたのは、『ロックンロールが最高さ』『マイ・ライフ』『ピアノ・マン』といったヒット曲を始めとしたおよそ30曲。スペシャルゲストとして、ジョン・メイヤー、ガース・ブルックス、トニー・ベネット、“イーグルス”のドン・ヘンリー、“エアロスミス”のスティーヴン・タイラー、“ザ・フー”のロジャー・ダルトリーなどが登場。さらに、予定になかったポール・マッカートニーが、43年ぶりにシェイ・スタジアムのステージに上がり、“ザ・ビートルズ”のナンバーを熱唱するというサプライズが。“遠い昔にビートルズで幕を開けたシェイの歴史にビリーと一緒に幕を下ろすためにやって来たんだ。”というポールの感動的なメッセージで観客の熱狂は最高潮に達した。ポールがピアノでイントロを奏でると、ビリーはその傍らに腰掛け、“ザ・ビートルズ”のデビュー・アルバムに収められた名曲を熱唱。観客はシェイ・スタジアムの歴史がスタートした50年前にタイムスリップするかのような錯覚に包まれた。そしてスタジアム最後の公演のフィナーレを飾ったのは、名曲『レット・イット・ビー』。5万5000人の観客との大合唱。感動の渦の中、最後のコンサートは終了。こうして、“ザ・ビートルズ”で幕を開けたシェイ・スタジアムは、2日間の前売りチケット11万枚がわずか45分で完売したビリー・ジョエルとポール・マッカートニーのステージでその歴史にピリオドを打った。

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