生まれついて視覚障害を抱えるユィシアン(ホアン・ユィシアン)は、類まれなピアノの才能がありながら、かつてコンクールで賞を獲得したときに耳にした、目が見えないから賞を獲ったという心ない言葉に傷つき、以来表舞台から遠ざかっていた。台中の田舎で花農家を営む両親は、彼のことを心配しながらも、将来音楽の仕事に就いて自立できるように彼を台北の音楽大学に通わせることにする。