ある都会の街角で、車を運転していた1人の日本人(伊勢谷友介)の視界が突然真っ白になり失明する。親切を装った泥棒(ドン・マッケラー)は彼を自宅に送り届け、そのまま車を持ち去る。男は妻(木村佳乃)に付き添われ、病院で診察を受ける。医者(マーク・ラファロ)は、眼球に異常はなく、失明の原因は分からないと告げる。そのとき、各地で失明者が続出していた。車泥棒や、同じ病院で治療を受けていたサングラスの娘(アリス・ブラガ)、診察をしていた医者も失明する。“ブラインドネス(白の闇)”の感染力を恐れた政府は緊急隔離政策を発動し、かつて精神病院だった収容所に感染者を強制収容する。