2001年。アフリカの最貧国のひとつ、マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは、飢饉による貧困で学費を払えなくなり、通学を断念。ところが、図書館で出会った一冊の本が、彼の運命を変える。風力発電する風車を作り、乾いた畑に水を引くことを独学で思いついたのだ。だが、いまだに祈りで雨を降らせようとする村では、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いは、次第に周囲を動かしてゆく……。
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