リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン！の逆襲

巨大ショッピングモールの中にある、遊べる本屋ヴィレッジヴァンガード。大学生の杉下啓三（岡山天音）は、儲け度外視で集められたガラクタや常識からかけ離れた変人バイトたちに囲まれ、ハチャメチャで刺激的な日々を送っていた。いつもの仲間たちと平和に働いていたところ、ふと何かが決定的に足りないことに気が付く。店員も客も無個性で、生気も熱狂も無く、サブカルという圧倒的な刺激がない。バイト募集の張り紙に書かれた条件からはかめはめ波が撃てる人という項目が消え、店内から無駄で役に立たないものが無くなっており……この世からサブカルがなくなっていた。政府から派遣された検閲官は、儲からないけどくだらなくて最高に楽しい商品たちを有害とみなして葬り、人々は監視・コントロールされていたのだった。サブカル愛を記憶から消された仲間たちからサブカル感染者として冷淡な視線を受ける杉下だったが、監視の目をくぐりながら、仲間たちのサブカル愛を取り戻すべく奔走する。