鉄路の白薔薇
La Roue
1923 · ドラマ · フランス
417分
【第1部「黒の交響楽」】フランスの或る小停車場で信号機の故障のため列車が衝突した。同じ鉄道の運転手シジフは現場に赴き、母を失った女児ノルマを拾い我が子エリーと共に育てた。十五年の間彼等は兄妹として親しみ、エリーはバイオリン製作を業とし、ノルマは家事をみた。シジフはノルマが日毎に美しくなってゆくのを見て、我が子として育てたのにも拘らず彼女に対して恋心を抱くようになった。
【第2部「白の交響楽」】失明したシジフは、支線の登山鉄道に転勤し、山頂の小屋にエリーと共に住んだ。一方ノルマはシジフやエリーが懐かしく、避暑のため夫と共に山麓の旅宿に投じている間、秘かにエリーと会っていた。ド・エルサンは両人の仲を疑い、エリーのもとを訪ねた。