ブルジョワジーの秘かな愉しみ

Le charme discret de la bourgeoisie
1972 · コメディ · フランス, イタリア, スペイン
102分
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ここはパリにあるラテン・アメリカの新興国ミランダ共和国大使館の一室である。大使(F・レイ)を囲んでセネシャル(J・P・カッセル)とテブノ(P・フランクール)の三人が何やら密談をしている。やがて、大使がバッグからいわくあり気に取り出したのは麻薬のコカインだった。三人はニンマリとほくそ笑んで各自の分け前を手にして去った。その夜、セネシャル家の晩餐に招ばれていた大使とテブノ、テブノ夫人(D・セーリグ)、そして独身でアル中の女フロランス(B・オジエ)は連れ立って出かけたが、主人のセネシャル夫人(S・オードラン)は「約束は明晩です」といって怪訝な顔をした。仕方なく一同は行きつけのレストランに足を運んだが、そこでは今朝死んだという店の主人の通夜が行なわれていた。

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