研究所での動物実験が失敗し、死のウィルスが漏れてしまってから28日後。誰もいない病院で昏睡状態から目覚めたバイク・メッセンジャーのジム(キリアン・マーフィ)は、廃墟と化したロンドンの街へさ迷い出る。人を探して彼は教会に入るが、そこにいたのは、死体の山に紛れていたウィルスの感染者たち。ウィルスは血液を媒介とし、数秒で人間の精神を破壊するので、感染者はすぐに殺さなければ自分の命はない。やがてセリーナ(ナオミ・ハリス)、フランク(ブレンダン・グリーソン)とその娘ハナ(ミーガン・バーンズ)といった仲間を得たジムは、特効薬を見つけたというラジオ放送を頼りに、マンチェスター郊外まで車を走らせる。だが彼らを待っていたのは、炎上するマンチェスターだった。